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火山雷も発生した01月25日未明の桜島の昭和火口=鹿児島YPCの加覧啓孝さん撮影(45秒間露光)

《桜島の活動が活発化、火山雷も発生!!》

 鹿児島市の桜島の活動が活発化している。
 今月は昭和火口(約800m)で125回(1月26日01時まで)の爆発的噴火(爆発)が起き、観測史上最多の月間回数となった。
 25日未明の爆発では、煙や火山灰などが噴き上がる際に起きる摩擦で生じる「火山雷」も青白く光って見えた。
 鹿児島地方気象台は「降灰量は1980年代に比べると10分の1程度だが、今後も活発な活動が予想される」としている。
(2010年1月26日01時09分 読売新聞)

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一方、アメリカのイエローストーンも、最近になって活発化がニュースとなり、先日には、M5.1の地震も報告されています。
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世界最大級の火山地帯である、米国イエローストーン国立公園。その地下には巨大なマグマだまりが横たわる。はたして大噴火の可能性は?

メモ1870年8月29日、米国陸軍少尉だったグスタフ・ドーンは、西部地方を探検中にウォッシュバーン山の山頂に立った。

 そして、南の方角を見渡したとき、あることに気づいた。ほかの方角はすべてロッキー山脈の山並みが迫っていたが、南側だけは森林に覆われた広大な窪地が数キロにわたって続き、その先に山がそびえていたのだ。
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ドーンはそうした地形ができた理由を考え、次のように書き記した。「この広大な窪地は、現在は死火山となっている火山の噴火口だ」
 ドーン少尉は正しかった。イエローストーンは火山なのだ。それも並大抵の火山ではない。米国で最も古い歴史をもち、最も有名なこの国立公園は、地上最大級の火山の真上に位置している。だがドーンの説は、ある点で決定的に間違っていた。イエローストーンは死火山などではなく、今も活発に活動しているのだ。涙を馬のたてがみに心は遠い草原に… -YS-Grand Prismatic Spring.jpgYS-Grand Prismatic Spring.jpgYS-Gra
 火山のなかには、超巨大火山(スーパーボルケーノ)と呼ばれるものがある。この用語は、英国放送協会(BBC)が2000年に放送したドキュメンタリー番組がきっかけで知られるようになったものの、まだ定義が定まっていない。ただ、科学者のなかには、並外れた規模の噴火を起こす火山を指して、この用語を使う人もいる。

 米国地質調査所では、1回の噴火で1000立方キロ以上の岩石と火山灰を噴出する火山を超巨大火山と呼んでいる。これは、3万6000人以上の死者を出した、1883年のインドネシア・クラカタウ火山噴火の50倍を超す規模だ。通常規模の噴火では山塊が形成されるが、超巨大火山が噴火した場合、山塊は跡形もなく吹き飛ばされてしまう。また、生態系への影響では、一般的な火山噴火は周囲数キロの範囲にとどまるが、超巨大噴火は地球全体の気候を変え、いくつかの生物種を絶滅の危機に追い詰めることとなる。

 有史以来、超巨大火山が噴火した記録はないが、地質学者たちはさまざまな痕跡を基に、その様子を次のように推測している。まず、地下深くから“プルーム”と呼ばれるマントルの流れが上昇してくる。巨大なキノコのような形をしたプルームは、地殻下部の岩石を溶かし、地中の巨大なマグマ溜(だ)まりに、高い圧力のかかったマグマや溶解した岩石、水蒸気、二酸化炭素などを充満させる。その後、長い時間をかけて、この空洞にマグマがさらに溜まり、地表は数センチ隆起してドーム状になる。その周縁にできた亀裂から、マグマ溜まり内部の圧力が解放されると、それまでマグマに溶けていたガスが一気に噴出して噴火を起こす。
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 「ちょうどコーラの瓶を振ってから栓を抜くようなものです」と話すのは、1960年代からイエローストーン火山の研究をしてきた米国地質調査所のボブ・クリスチャンセンだ。噴火によってマグマ溜まりが空になると、地表は陥没して、後には巨大なカルデラが残される。
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アメリカではイエローストーン、日本では桜島、霧島などが、地球の火薬庫“Super Volcano” として世界中に広く知られている。

米国西部,カリフォルニアとワイオミングの地面の下には想像を絶するような超巨大噴火を起こす2つのスーパーボルケーノ(巨大火山)が眠っている。そうした火山がひとたび眠りから覚めると,数日もかからずに米国西部のほぼ全域が厚さ数cm以上の灰の毛布で覆われることになる。これら2つの巨大火山は,過去約200万年の間に少なくとも合わせて4回の超巨大噴火を起こした。

同様な巨大火山はインドネシアやニュージーランドにもあり、虎視眈々と人類の最後の時を刻んでいる。

これらの火薬庫が、あちこちで一斉に火を噴けば、人類の存続が脅かされるとまで言われている。

2008年末から 2009年始めにかけてもかなり活発な群発地震が起きていました。イエローストーン周辺では隆起を続けている地域があり、長期的に見ればいつかは必ず壊滅的なカルデラ巨大噴火が起こることでしょう。

北米プレートの異変を示す行徳稲毛DATAには、2009年11月頃から異常を示すグラフの乱高下が続いていて、北米大陸に巨大地震が切迫していると地震学者が警告しています。ハイチ地震以降も収束が見られず、イエローストーン公園における群発地震が激化していて、地球上最大級の巨大噴火を起こす可能性があり、また長期に渡り活発な動きをしているカリフォルニア・サンアンドレアス断層(壊滅的な地震による沈降で、カリフォルニア半島は、地球的時系列による近い将来、アメリカ大陸から離脱し、島となることは科学的に確実視されています)での巨大地震が迫っている可能性もあると思います。やはり北米大陸にスーパークラスの大地震か大噴火が迫っているのでしょうか!?


我々も注視して行きましょう目