今年も双子座流星群の出現がピークを迎えました
写真は12月13日、天空から放たれた槍のように銀色に輝きながら夜空を貫く流星
カリフォルニア州のモハベ砂漠で撮影されたものです
比較的ゆっくりと流れて長く美しい尾を夜空に残すことで知られる双子座流星群の流星の正体は、かつて彗星だった小惑星が残したちりで、そのほとんどが太陽光で焼けた硬い岩からできているため大気圏で燃え尽きるのに時間がかかると考えられています。
また、これら流星群とは別に、地球にしばしば接近して、いつかディープインパクトを引き起こすといわれている小惑星は、火星と木星の間にあった惑星に、太陽系の外からきた星が衝突して破壊され、飛び散ったかけらが元になっていると考えられています。
2009年3月、地球との7万2000キロで、地球―月間の約5分の1。地上から見ると、静止衛星軌道の倍の高さの所を通過した小惑星の直径は21~41メートルと推定されている。
つまり、超高層ビル並みの大きさの小惑星が、地球からごく近いところを通過したのだ。
宇宙レベルでは間一髪という距離で、もし衝突していたら、1908年にシベリアのツングースカで約2000平方キロメートルの範囲の樹木をなぎ倒した天体爆発と同等の規模になっていた可能性があった。
このような小惑星は、気がついた時にはすぐそばに来ていた、またはすでに通過してから報道されることが多く、
映画のように、アメリカが核やミサイルを使って迎撃し、これを破壊したり進路を変えるなど難しい…というより
殆ど無理なのが現実だ。
運を天に任すしかないのでしょうね