◎東京23区で初！話題のアウトレットがオープン！

話題の商業施設オープン速報です

明日12月11日、東京・お台場の商業施設「ヴィーナスフォート」が

リニューアルオープンします。

今日10日、プレオープンとして内覧会があり、関係者やマスコミ・報道陣に公開されました。

これまでのアウトレット施設は都心から遠く離れた郊外に数多く作られてきたが、ヴィーナスフォートは都心から

30分圏内。

東京では都下の八王子市にあるが、23区では初

『電車で気軽に行けるアウトレット』をキャッチフレーズに、集客アップを狙う。

東京・お台場のショッピングモール「ヴィーナスフォート」（東京都江東区）は、ゆりかもめ「青海駅」から直結の商業施設で、この度“開業１０周年”を機に、３Ｆ部分に新たにアウトレットフロアを加えてリニューアルオープンする。

これまでのアウトレットは、三井系vs三菱系の構図だったが、森ビルが初の参入。
親会社で都心開発を手がける森ビルとしては、「国際都市・東京」の魅力を高めたい目的もある。

アウトレットが入るのは

３階部分（約６万６千平方メートル）。入居する６１店舗のうちアウトレット初出店は東京発のブランドなど１９店舗で、売り上げ目標は年間８０億円。

１階にはファミリー向け専門店、２階には化粧品などの専門店が入る。

ヴィーナスフォートの栗原弘一社長は、「アウトレット施設は手ごろな価格に加え、数年前から品揃えや接客、内装のクオリティがアップし、新しい流通業態として認知されている。ただ交通アクセスが難点で、渋滞に悩まされることも多い。そのネックを解消する立地としてお台場は最適」と、今回のリニューアルに新しい方向性を試みた狙いを語る。

さらに、「既存の専門店に都市型アウトレットという価値を上乗せすることで集客のエンジンにしたい」とオープン前日の関係者への披露とセレモニーで、集まった人々、そして報道陣を前に抱負を話していました。

ゆりかもめ・青海駅に加え、りんかい線・東京テレポート駅のすぐ目の前にある「ヴィーナスフォート」。観覧車がランドマークの「パレットタウン」のウエストモールにある17～18世紀の中世ヨーロッパの町並みを模した内装。

既存のアウトレットモールと比べると「ヴィーナスフォート」の特徴である凝った造りで開放感もある。アウトレットフロアの下にある２階も81店舗中12店舗が新たにオープンし、23店舗がリニューアル。

アウトレットフロアには、49店舗が出店。そのうち、アウトレット初出店が19店舗、新業態出店が3店舗、アウトレット関東発出店が8店舗となっている。

特に目立つのは、「マウジー」「エゴイスト」「ギルフィー」「ロイヤルパーティー」「デュラス」「ダズリン」「デイライル」など、商業ビル「渋谷109」に出店している９店の若い女性向け人気ブランドがこのアウトレットに並んでいることだろう。

「東京らしいブランドを積極的に誘致し、６割程度は東京発のブランドになった。特に意識したのは、渋谷系や原宿系。渋谷や原宿で服を買う若い女性に、ちょっと足を伸ばせば好きなブランドの商品をアウトレット価格で買えることをアピールしていきたい」（ヴィーナスフォート・石川哲史副館長）という。

今回のアウトレットを手掛けたプロジェクトリーダー石川哲史副館長は、六本木ヒルズや表参道ヒルズを手掛けた人物で、これまでの郊外型アウトレットとはひと味違う、都心ならではの洗練された雰囲気を演出する。

「ヴィーナスフォート来訪者の10～15％は、韓国や中国、台湾といったアジアからの観光客。2010年の羽田空港の本格国際空港化で、さらにその比率は高まるはず。羽田から車で15分という立地からすると、観光客のファイナルショッピングの場所になる可能性は十分ある」（ヴィーナスフォート・栗原社長）という。

「マルニ」「ガリアーノ」…高級ブランドも出店

雑貨・インテリアショップも揃う

一方、「六本木ヒルズ」「表参道ヒルズ」などを手がけた森ビルの施設だけに、「アルマーニ」「ガリアーノ」「マルニ」「アニヤ・ハインドマーチ」といった高級ブランドも出店している。正規価格で販売するプロパー店との距離が近いだけに、高級ブランドの誘致は困難を極めたことだろう。

「都心に近いアウトレットだとプロパー店とのカニバリゼーションが懸念されるが、アウトレットを新しい顧客開拓の場として考えているブランドも増えている。さらにお台場は23区からの来訪者よりも一都三県からの来訪者の割合のほうが多く、集客エリアの広さが新規顧客開拓につながりやすい」（栗原社長）という。
また、「フランフラン」といった雑貨ショップや、「イルムス」「H.P.DECO」といったインテリアショップのアウトレット店も意外と多い。