地球から見て太陽の裏側にあたる部分に出現した黒点付近で小爆発がありました。
(以下は『宇宙天気ニュース』より抜粋)
2009/12/ 6 13:30 更新
コロナホールの影響で、太陽風速度が400km/秒台に上昇しています。小規模のオーロラ活動も起きています。
担当 篠原
昨夜より、太陽風の速度、磁場強度、密度それぞれが高まり、コロナホールの影響が到来したと考えられます。
昨日の午後より、磁場強度が強まり始め、5nTを超え、夜には10nTに上がりました。
現在も強さをほぼ保っています。
続いて、プラズマ密度が 1個/cm^3を超えて、10個/cm^3に近づき、速度も、350km/秒へ急に上がって、その後、現在までに420km/秒に達しています。
磁場強度は高いレベルを保っているので、速度の変化には、もうしばらく注目したいところです。
磁場強度の強まりにより、-5nT程度の南向き磁場がやってきています。
その影響で、AE指数300nTくらいの小規模のオーロラ変動が記録されています。
引き続き、同程度の活動が期待できるので、ライブカメラなどに注目してみましょう。
GOESのX線グラフで、昨日、赤い線が急に増加しています。
どうやら、SOHO EIT195で東端の向こう側に見える明るい領域でフレアが発生したようです。
続いて、CME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
SOHO LASCO C3の連続写真を掲載します。
左側へ白いガスが小さく飛び出しています。
(『宇宙天気ニュース』は以上です)
太陽の裏側でフレアが発生し、CME(太陽ガスの放出現象)による白いガスが地球から見て左側へ噴出しているのがSOHO LASCO C3の連続写真で確認できます。
地球方向へのベクトルは小さいと思われますが、もう少し経過すると太陽の地球側に現れ、影響が数日内に出るかも知れません。
今後の情報には、注意する必要があります。
日常生活への具体的な影響としては、電子機器の異常による交通機関の乱れや事故、地震の発生を誘発するトリガー、人心の乱れによるミスやトラブル、犯罪の発生が懸念されます
皆様くれぐれもご注意ください