昨夜11月30日の報道ステーションの番組で、最後の特集で現地からの報告として衝撃の映像が放送された。

シベリアの山林火災で、黒くなった森林の焼け跡が、太陽からの熱を吸収し、永久凍土が急速に溶解。




ロシアでは国土の実に56%が、永久凍土に覆われている。




永久凍土の上に作られた人口26万人の都市ヤクーツツクでは、地下1~数十mにある永久凍土が温暖化で溶解し、あちこちで電柱が傾いている





家が傾いたり、沈下したりする被害が、いたるところで見られ、壁に大きなヒビが入ったビル、倒壊したビルさえあります。





ヤクーツクから100kmのところにある村では、大地が裂けている。この“オブラーギ”と呼ばれる地割れが至る所で発生している。



これは永久凍土の中の氷せつひょうせつと呼ばれる氷の塊が、凍土の溶解とともに溶けて水となり、上にある道路や建物に大きな被害を及ぼす。



オブラーギに呑み込まれる家があちこちな見られる。

そして、深刻なのは地中に埋もれていたメタンガスが、永久凍土が溶け出したことにより、大量に空中へと放出されている事実。



この地方では、水溜まりなどから上がる気泡に火をつけると燃え上がる。これがメタンガスだ。



二酸化炭素の20倍という温暖化を促進させるこの気体は、マンモスなどの動物の死骸など、有機物からも発生する。



シベリアには全地球のメタンガスの4分の1があるといわれている。



ヤクーツクでは気温が、夏は35度を超え、冬には氷点下60度。夏と冬で何と100度近くの差がある。このところ年々、夏の高温が目立つようになってきた。




2100年の推測ではシベリア地方の気温が現在より11度上昇するとみられているが、これにはメタンによる上昇を計算に入れていないとのこと。





メタンの影響を計算したらいったいどんな数字が弾きだされるのだろう。




シベリア発、地球温暖化は予想以上に加速している。

実に怖い





温暖化対策、本気でやらないと
たいへんなことになると思いました