◎北朝鮮が中国人２００人を拉致！！

北朝鮮から中国へ決死の亡命、いわゆる『脱北』は北の金正日政権にとって、国内情報の流出を防止するためにも絶対に阻止しなければならず、その監視にあたる北の国境警備隊員が脱北者を発見した場合、兵士によって容赦なく銃殺されるが、それでも毎年多数の脱北者を数えてきた。

これに対し、国境の中国側で脱北者を導き手助けをする中国人の「朝鮮族」が、北朝鮮の工作員により次々に拉致されていることを、主宰者自らが脱北者であった韓国の『朝鮮日報』（Chosun Ilbo）が17日、脱北者支援団体「北韓（北朝鮮）民主化委員会（Committee for Democratisation of North Korea）」の話として報じた。拉致された中国人は、北朝鮮の収容施設に収監されているという。その数、何と２００人

しかし、中国政府はこの事件を全く報道せず黙認している。


これが日本だったら、このような政府の対応は考えられない

何故？


その理由は、中国側の事情と、中国と北朝鮮との複雑な関係にあった


拉致の多くは北朝鮮と国境を接する延辺朝鮮族自治州で1990年代末頃から、北朝鮮工作員や国境警備隊員などによって行われてきたとみられる。拉致されたのは「朝鮮族」の中国人たちで、拉致の理由は脱北者を支援していたという。

つまり北朝鮮側による逮捕・処罰的な要素が大きい。

生きて出る人は稀といわれる政治犯収容所の地獄から脱獄し、中国との国境にある鴨緑江を渡り、中国経由で韓国に逃れて生還した姜哲煥（カンチョルファン）氏は、現在韓国で新聞記者として活躍する人物。

この姜氏が11月17日付の「朝鮮日報」にで報じ、北韓民主化委員会が中国東北部・吉林（Jilin）省の長白（Changbai）県政府から入手した資料によって、このような大量拉致の事実が判明したようだ。

しかし、「朝鮮日報」によると、朝鮮戦争時に遡る北朝鮮との「血の同盟」関係を重視する中国政府は、これまで拉致された自国民の送還を公式に求めたことは全くない。それどころか、中国当局は拉致された中国人を「経済移民」と呼んで非難しており、もし中国に帰還した場合、国内の法律により厳罰に処されるという。

匿名を条件に朝鮮日報の取材に応えた中国在住の「朝鮮族」のある人たちは、「自国民の拉致問題について、中国政府は人道的観点よりも北朝鮮との特殊な血盟関係を優先させている」と中国政府を批判している。

いったい、中国ってどんな国


つまり、横田めぐみさんを始めとする未解決の北朝鮮による日本人拉致問題は、中国という巨大国家が北朝鮮のバックにいるという難儀に対し、外交力によりこれに対処して行かないと道は開けない。

はたして鳩山政権にその力はあるだろうか

やはりこの人、オバマ大統領の力を借りるしかないでしょうね