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越中富山で伝承される有名な薬※「反魂丹」の名にあやかって「反魂旦」と名付けられたこの菓子は、小麦粉、砂糖、バター、卵、ココア、蜂蜜、白小豆等に滋養原料を配合したもので、薬玉を模した形もユニーク。

古趣ゆたかな香りと、材料を贅沢に使った風味で、子供から大人まで幅広く愛されています。

☆特殊な包装なので30日間保存できます。
(開封後は、夏は1週間以内、冬は15日以内ですが、早く食べるほどおいしいです。)
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■賞味期限:常温30日
(菓匠・美都家「高岡市」)

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◎なんと、紙風船付

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早速、膨らませてみましたアップ

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お菓子も美味ですニコニコ



★お薬の方も調べてみました↓↓↓


※反魂丹(はんごんたん)とは、『富山の薬売り』で有名な越中・富山において伝承されている丸薬の一種のことである。家庭用配置用医薬品として古くから流通し、胃痛・腹痛などに効能がある医薬品。




歴史

室町時代、中国から日本に伝播。堺の商人・万代掃部助(もず かもんのすけ)が唐人から処方の伝授を受け、万代家(後に読みを「もず」から「ばんだい」に変更)で代々伝えてきた。万代家は3代目の時に岡山藩に移り住み、医業を生業とし、8代目の頃には岡山藩藩主池田忠雄のお抱え医となっていた。
富山藩藩主前田正甫が腹痛を起こした際、11代目万代常閑(ばんだい じょうかん)が作った「反魂丹」が効いたことから、天和3年(1683年)に万代常閑を呼び寄せ、処方の伝授を受けた。それ以降、正甫は「反魂丹」を印籠にいれて常時携帯していた。 元禄3年(1690年)、江戸城内において、三春藩藩主秋田輝季が激しい腹痛を訴えたため、その場に居合わせた正甫が携帯していた「反魂丹」を服用させたところ、すぐに腹痛は治まった。これを見ていた諸大名がこの薬効に驚き、自分の藩内での販売を頼んだと伝える。



◆成分

【現代(2008年10月現在)の反魂丹処方の例】

◇池田屋安兵衛商店の処方
(1日量):オウレン末(50mg)、センブリ末(50mg)、ショウキョウ末(150mg)、牛胆末(30mg)、ウルソデオキシコール酸(15mg:熊胆の主成分)

◇丸三製薬の処方
(1日量):アミノ安息香酸エチル(450mg)、オウバク末(450mg)、ロートエキス(60mg)、センブリ末(50mg)

江戸時代の越中反魂丹の特徴は龍脳が配合されていることであり、その他の生薬・鉱物を含め二十数種の成分が配合された処方であったことが過去の文献にみられるが、明治7年(1874年)毒劇薬取締法の施行、不良薬品取締罰則の通達、明治10年(1877年)毒劇薬取扱規則の施行などを受け、ヒ素成分を含む雄黄が配合成分から削除され、その後変遷して現代の処方に至っている。



とまあ、調べて初めて知りました。歴史と伝承、さすがは富山ですねビックリマーク


このお土産でいただいた《反魂旦》にちなんで、お腹をこわしやすい自分としては、薬品の《反魂丹》を常備薬として取り寄せておきたいと思いました得意げ