日本ボクシングコミッション(JBC)は24日、東京・後楽園ホールで21日に行われた日本ミニマム級王座決定戦でKO負けした辻昌建選手(30)=帝拳ジム所属=が死去した、と発表した。同選手は試合後に急性硬膜下血腫と診断され、開頭手術を受けていた。 同選手の通算成績は12勝(3KO)2敗2分けで、最終ランキングは日本ミニマム級1位だった。
プロボクシングの日本ミニマム級王座決定10回戦として3月21日、東京・後楽園ホールで行われ、同級3位の金光佑治(六島)が、同級1位の辻昌建(帝拳)を10回1分09秒、KOで破り、新王者となったもの。
この試合で勝った金光は12勝(7KO)2敗となり、敗れた辻は12勝(3KO)2敗2分けとなった。
試合は1ラウンドから激しい打ち合いとなり、後半に疲労が見えた辻に対し、金光が10回に連打して試合を決めた。この試合で受けたパンチが原因となった。
JBCによると、プロボクサーが国内試合の事故で死亡するのは、1952年のJBC発足以来、何と35人目
あらためて大きな危険が伴うスポーツだということがわかった。
弟がJBCレフェリー・A級ライセンス資格を持っていて、先月25日には日本タイトルマッチのレフェリーを務めたが、担当した試合でこのような事故が起きたらたいへん。セコンドやジム関係者、応援する観衆から責められても試合進行とともに選手の安全確認をする義務と責任があるのがレフェリー。やはり危険を察知したら早めに試合をSTOPしなければ
2/25(水)プロボクシング 後楽園ホール■日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦
○木村章司(2R 1分21秒 KO)三浦数馬●