こう書くと今の時期、野球の WORLD BASEBALL CLASSIC と思う人の方が多いかも
いえいえ、今日はボクシング
WBC(世界ボクシング評議会)認定の、世界フェザー級タイトルマッチで挑戦者・粟生隆寛(あおうたかひろ・帝拳ジム)が、チャンピオンを終始圧倒し、3-0の判定でタイトルを奪取し、見事 新チャンピオンになりました
史上初《高校六冠》の輝かしいアマチュア時代の成績を引っ提げてプロ入り。
その粟生はプロデビュー戦をKO(ノックアウト)勝ちで飾りましたが、その試合でレフェリーを務め、勝者・粟生選手の手を高々と挙げのが、自分の弟でした。
昨年秋には代々木第一体育館で行われたダブルタイトルマッチを見に行きました。フェザー級は今日と同じカードでした。粟生が早々とダウンを奪うもののチャンピオンのオスカー・ラリオス(メキシコ)のテクニックにより徐々に挽回されて判定負け。プロ入り初黒星を喫した苦い思い出があります。
今日もその時と同じく粟生と長谷川が同じ日に試合をしますが、粟生は東京(後楽園ホール)で、世界バンタム級チャンピオン長谷川穂積は8度目の防衛戦を地元神戸(神戸ワールド記念ホール)で戦うという、テレビ二元中継による変則的な“Wタイトルマッチ”となった。
チャンピオン長谷川穂積(真正ジム)は癌に冒されている母に最先端医療による治療を受けさせるために負ける分けには行かない。その気迫からか、試合開始のゴングと同時に連打。世界一位で強いパンチをもつ挑戦者を相手に三度のダウンを奪い、何と初の1Rノックアウト(TKO)勝ち
会場で家族親戚一同が見守る前で堂々8度目の防衛(日本歴代三位タイ)を飾った。
バンタム級の世界戦で三試合連続KO勝ちは何と26年振りの快挙だった。
WBC世界バンタム級チャンピオン 長谷川穂積、強い