【画像】小惑星エロスに接近するNEAR探査機（CGイメージ）
2008年10月29日(水)19時04分頃、小惑星2005VNが地球に最接近（0.0104AU)します。
※AUとは『天文単位』
太陽の周りを回る地球の楕円軌道「太陽と地球の平均距離」を１AUとする。
宇宙における距離を表す場合などに用いることが多い。地球から月までの平均距離は0.0026AU
29日は月齢0.16で「●新月」にあたるので、（高性能な観測機器が必要ですが）天気がよければ観測には絶好の環境です。
この小惑星は地球から月までの距離の４倍ほどの所を通るので、宇宙のスケールから考えるとかなりの《ニアミス》になります。
小惑星の質量が小さいため、引力が地球や月に及ぼす影響は殆どないとみられますが、万一軌道がほんの少しでもズレた場合は、地球を周回する人工衛星や宇宙ステーションなどの運行に影響したり、これらの衛星や月・地球そのものに衝突する危険が皆無とは言えないのです！
皆さん、明日の晩は夜空を見上げて無事を祈りましょう！