アクトレイザー | Nentendo

アクトレイザー

エニックスのアクションゲームはノーマークだった

 全くのノーマークだったこのゲーム。ドラクエ以外は出してこないと思ってたエニックスのアクションゲームが面白いわけが無いと思っていた自分は、このゲームに対しても特に興味は無かった。 ところがある日、友人のI君が大騒ぎして自分たちを家に招いた事で、このゲームの凄さを垣間見る事となった。

 美麗なグラフィックと、壮大なBGMをバックに、コナンザグレートばりに剣を構えた主人公が、ザコたちを蹴散らして、やっとステージの最後に辿り着くと、巨大なボスキャラが出現し、バトルは白熱する。

 ボスのギミックをかいくぐって討伐すると、これまでとはギャップのあるトップビューのフィールドに、パタパタ浮かぶ天使の姿。まさに神となって世界を構築していくと、再び訪れるアクションステージという流れ。

このゲームはとてもテンポが良く、アクションステージとシミュレーションステージのバランスが良く、すぐにトリコとなった自分は、貯めてあったゲーム貯金を切り崩して、ソフトを購入した。

 

音楽に反応するF-ZEROプレイヤー

 家ではF-ZEROにハマってる兄が、いつ帰ってくるかと気にしながらプレイしていたが、その不安は無駄に終わった。

 

「なんで、このゲーム、こんなに曲がすごいんだ??」

 

古代祐三さんという、ゲームミュージック界でも屈指のアーティストが手がけた壮大な曲を聞き、兄もまた一瞬でトリコとなった。

 難しいステージは兄が対応してくれて、自分は専らシミュレーション中心となったが、それでも不満は無く楽しんでいた。アクションにつまったら兄を待つ。伝説の虚弱ゲー、スペランカーを真のエンディングまでクリアしてみせた兄は、やがてアクションだけの高難度ステージも余裕でクリアしてくれたが、このように兄弟のコラボレーションにはゲームがうってつけであり、兄が大学入学で東京に行ってしまうまで、10歳という年齢差は大体ゲームが埋めてくれたものだ。

 アクトレイザーは、つつがなくクリアし、心に残るゲームの一つとなった。心残りがあるとすれば、リメイク版が途中で積んであること。こちらは、シミュレーションモードの難易度が高くてテンポが悪く、飽きてしまった(*´-`)