ファイナルファンタジー4 | Nentendo

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ゲームの思い出とかとか

FFは買うための作戦が全部ハマった

 FF4からはスーファミ用のソフトとなった。そして、予約という購入手段はドラクエでのみ使える技だと思っていた自分は、これも特に予約しておらず、でも発売日にほしかった。 この頃の自分には、もう一つの裏技があった。それがホームセンターである。ドラクエ1を買ったのをきっかけに、ホムセンはゲーム購入の意外な穴場だと知っていた自分は、マリオ2もホムセンに売ってたし、FF4も買えるに違いないと勝手に信じていた。

 その日、友人達と学校から帰る際、この事を打ち明けた。ホムセンで売ってる場合があると。帰り道に存在する、あまり人出の多くない店。コメリだったか、別の何かだったか定かじゃないんだけど、そこに我々は寄る事になった。

 

 店を入って右奥のほう、まだ流行る前のGショックが並ぶショーケースがある。そこへ向かって突き進む我々は、店内を小走りで抜ける少し迷惑な客だった。

先頭を進むW君が、おもむろに前方を指差す。

 

「あ!あったー!!」

 

 自分もまた彼の指差す先に回り込み、目視で確認すると、そこには慣れ親しんだ天野先生のイラストではなく、コミカルなSDキャラが描かれたパッケージがあった。 なんでこのテイストになったのか、という疑問は後の世で鳥嶋元ジャンプ編集長のインタビューを見て知るが、一旦はみつけた事もあり、すぐに店員を呼んで購入する。

 仲間は3人。FF4は4本あったので、1本余る。翌日の学校で、未購入の者がいたら教えてやろう。

 自分は予算を持ってきていたが、友人2人もちゃと準備していたあたりが侮りがたい。3人ともゲームを手にして帰宅するが、2人は自分の家についてきたので、最初の部分の自分のプレイを見学する事になった。

 

RPGは1人でやるもの

 3人とも、オープニングから一言も話す事なく画面に釘付けである。ゲーム雑誌で紹介されていたので、初期の部分は知っていたにも関わらず、自分でやると全然違う。 やがて、ミストの街まで到着し、悲しい出来事が起きた所で、2人は帰ると言い出した。

 

 見送ったりせず、自分はもくもくと続きをプレイし、夕飯時まで遊んでいた。

 FF4は自分にとって印象が強い作品であり、もっとも好きなFFの座を長年キープしてきた。 裏切る竜騎士。聖騎士に生まれ変わる暗黒騎士。3では最強だったがだいぶ弱体された忍者。召喚魔法の強さとバリエーションの増加も心躍るものだった。

 FF3で大好きだった竜騎士が、カインというキャラで登場した事で、逆に一番キライなジョブになってしまった。3での強さが印象深かったので、忍者のイメージもちょっと変わった。エッジは好きだけど。そして、突如出てきたパラディンというジョブ。ナイトじゃないのかーって思いながら、未だにFF11では和名がナイトで英名がPaladinだったりと、はっきりしない感がありながら、やはり盾ジョブとしてのイメージがすごく定着した。

そういう点では、FF4が好きすぎて、ここでメインを貼ってたジョブは逆にやらないのかもしれない。

 

 FF11では、赤がメインで次が青、その次が黒だけど戦士やモンクも好きなので、FF4のメインジョブは居ない。ナイトはいつかやりたいけど。

というわけでFF4は初のSFC版という事でその期待も大きかったにも関わらず、圧倒的に越えてきての満足度で、間違いなく自分のトップ3に入るFFだった。

さらに、ここからのFFは、毎回3作ずつ発表してガンガンリリースしてきて、一気にドラクエのナンバリング数を抜いていくのだけど、その後まさかエニックスと合併するとは夢にも思わなかった。