復活に向かって、50キロサイクリング | 学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

いじめにあって不登校になり、父とホームスクーリングですごした女の子、ちゃりこが日本各地を自転車で旅をして、たくさんの人たちとふれあい、成長していった記録。腐りきった学校、卑怯な教師、そんなものは捨て去ってもいい。人の優しさ、親切、は学校の外側に必ずある。

今日の土曜日も、暑い一日だった。

朝9時半に出発して、復活に向かって、長時間、長距離サイクリングにトライした。

 

走るコースは、健康だったときにも何度も何度も走ってきた、慣れたコース。

どれだけ今の自分の体力や筋力、集中力が通用するか……

判定するのは、もちろん自分自身だ。

 

石神井川沿いを練馬方面へ走り、城北中央公園で右手に“私の”ハゼノキを過ぎて、さらに川沿いを進む。

左手の高稲荷神社に参拝、右手にねりまの名木、堰婆のクロマツを過ぎてから左折、練馬駅方面へさ坂を上っていく。

右折して、練馬白山神社に参拝、大ケヤキを拝む。

練馬駅前から千川通りに出て左折していく。

中村橋を過ぎてから、千川通りを離れて、西武池袋線沿いを進む。

環八通りを過ぎて、高野台のブックオフに寄り道。

さらに西武線沿いに進み、笹目通りを渡って、紫色のサルスベリの花が目立ってくる。

左折して西武線の高架をくぐり、左手に、和田稲荷神社。ねりまの名木、シラカシが健在。

11時前に石神井公園に到着。

手前の石神井池の周りは自転車でゆっくりと走れる。

メタセコイア、ラクウショウ、シダレヤナギが池周りを緑色に縁取る。

通りを挟んで三宝寺池周りは木道なっていて、歩いていく。

こちらでも、大好きなメタセコイアが並ぶエリアは、陽射しが遮られ木陰の涼しさ。

池周りには、厳島神社、水神社。

一周歩いて戻ってきてから、石神井公園をあとにして、富士街道から右折して、学芸大通りを北へ。

左手に、牧野記念庭園。

朝ドラ終わったら、もうガラガラですか?

こちらはそのほうがありがたいけれど。

ダイオウマツ、ヤマザクラ、ホオノキ、ユリノキ、コナラ等が入口近くで迎えてくれる。

ヘラノキ、アカシデ、ニッケイ、イイギリ、アオギリ、コブシ等々の目に痛いほどの葉っぱは青さを楽しむ。

正午を過ぎて、大泉学園駅前で、ブックオフに寄り道。

大泉街道で左折して、右手に、大泉北野神社。

ねりまの名木、ムクロジの姿を観る。

西へ、保谷、ひばりヶ丘方面へ向かい、右折していくと、1時に南沢浅間神社。もしかしたら初参詣かな?

そこから右折して、すぐにまた右折したら、目的地の落合川でなくて、黒目川に出てしまった。

黒目川もきれいな流れなのだけれど、川まで降りることができない。

川沿いから左折して、少し南へ戻ってから左折、ようやく落合川沿いに出た。

1時20分に、落合川いこいの広場に到着。

子供連れ、家族がテントやタープを張っていてにぎわっていたけれど、私も自転車を停めてビーチサンダルに履き替えて川に入る。

冷たい、きれいな流れ、気持ちいい!

25分ほど過ごして、あとにする。

黄色いカンナの花が今年は見られなかった。

川沿いを少し進んで左手に、南沢氷川神社。

こちらには、鳥居の横に芭蕉だかバナナだかのような葉っぱがそびえ立つ。

昨年のゴールデンウィークには、ちゃりこと来たんだよなあ……

まだ5月だったから、落合川には入らなかったけれど。

そのとき同様、竹林公園にも寄って、見事に竹しかない園内を一周歩いた。

南沢通りをずっと南下して、新青梅街道、青梅街道まで。

左折して、田無神社に参拝。

金、白、黒、青、赤の五龍様が祀られ、各々のイチョウの御神木もそびえ立っている。

青梅街道を進んでから、伏見街道で左へ、東伏見稲荷神社にも参拝。

青梅街道に戻って東へ進み、練馬区に戻り、右手に少し入っていき、千川上水沿いに走ってからまた、青梅街道に出る。

杉並区に入り、右手に入っていき、善福寺公園にも立ち寄る。

子供の姿が、というか、人があまりいなかったのは、今日も猛暑だったからかな。

池の周りをゆっくりと走り、遅乃井の滝の水量が珍しく豊かだったのと、遅乃井川の水も、落合川ほどではないにしても、冷たくてきれいだった。

あとは、青梅街道から千川通りに出て、練馬駅方面へ、ひたすら帰途へ。

いやいや、上石神井で、またブックオフに寄り道してしまった(笑)

千川通りで西武新宿線の踏切を渡り、環八通りを過ぎ、中村橋駅、練馬駅前まで進み、環七通りまで出て左折。

要町通りを過ぎ、上の根橋のところで右手に入っていき、石神井川沿いを進む。

川越街道を渡って、東上線の高架をくぐり、左に入って帰宅。

買物にも寄ったので、帰宅は5時15分。

 

それでも、8時間近く、50キロほどの、復活サイクリング。

 

もちろん、全盛期の自転車旅行では、一日120キロをあちこち寄り道しながらも走ったわけだし、一日14時間サイクリングなんてのも、ひとりサイクリングでは何度もやってきた。

 

病と闘いながらの、今年の自転車旅行を想定すると、一日、長くても60キロくらいまで、8時間くらいまで、と考えている。

なるべくちゃりこの足手まといにならないように、それでも、ちゃりこはいろと私のことを気遣ってくれながらの走行になるだろう。

かつては、きつい上り坂で、遅れがちになるちゃりこを、私が停まって待っていたように、今年はちゃりこが、遅れがちになる私を待っていてくれるようになるだろう……

 

私にできるのは、せめて自分に負けないこと。

諦めないこと。

 

復活への第一歩……

上出来じゃないか……

“やればできる”

9歳のちゃりこが、能登半島一周を終えて金沢駅に着いたときに、私がちゃりこを抱き上げながら言った言葉だ……

次は、自分に、“やればできる”と言い聞かせながら……

がんばる……