図らずも雨中サイクリングの練習に…… | 学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

いじめにあって不登校になり、父とホームスクーリングですごした女の子、ちゃりこが日本各地を自転車で旅をして、たくさんの人たちとふれあい、成長していった記録。腐りきった学校、卑怯な教師、そんなものは捨て去ってもいい。人の優しさ、親切、は学校の外側に必ずある。

毎日、暑い……

今日も、朝9時の通院で、白血球増加のための皮下注射を受ける。

中央処置室には、昨日、態度の悪かった看護士がまた出てきた。

どこかから言われたのか、昨日ほどひどい態度ではなかったけれど、

「この病院、独立行政法人だよな。準公務員扱いのはずだろう。公務中だと、肖像権主張できないはずだから、態度の悪い奴や口のきき方知らない奴、全部動画撮ろうと思っているんだけど、構わないよな」

と牽制したら、びびっていやがった。

アホだな。

注射は昨日同様、数分で終了、その後、化学療法室に案内され、通院での抗がん剤治療に関して説明を受けた。

こちらの担当の看護士さんは、特別に抗がん剤治療の資格を持っている人らしくて、だからというわけではないけれど(私は資格や肩書き、組織内の地位等は一切信用していない)、しっかりした人だった。

入院中の抗がん剤治療の際には、主治医が抗がん剤点滴に関しての針を刺してくれていたけれど、この化学療法室では、資格を有する看護士さんが針を刺してくれる。

逆にいえば、入院病棟内には抗がん剤治療に関しての資格を有している看護士さんはいなかったということのようだ。

血液検査の結果が順調であれば、来週木曜日から、通院での抗がん剤治療が始まる。

説明は20分ほどで終了。

買い物して帰っても、まだ10時半だったので、夏大好き、陽射し大好きちゃりこ父、公園に行って、原っぱで日光浴。

さらに、子供たちが足を浸せる水の流れに、便乗させてもらって、ビーチサンダルで歩いてきた。

幼いちゃりこと、陽射しをたくさん浴びて遊んだ夏が、懐かしい……

陽射しを浴びるのも、炎天下の外で過ごすのも、今の私にとっては、自転車旅行のための練習だ……

午後1時過ぎに曇ってきたので、帰宅して昼食にした。

院内での食事は、お米が多かったので、とりあえず今は、朝、昼とパンを食べている。

また、陽射しが出てきたので、夕方まで布団を干した。

 

さて、4時半過ぎに、体育館練習に行こうと家を出た。

早く着いて鍵を開けて、集まってくる前に、一人練習に取り組もうと思っていたのだけれど……

基本的に、私は、体育館練習でも公園練習でも、ママちゃりで行くようにしてきた。

旅行用の自転車だと、前カゴがないからだ。

今日も、ママちゃり。

白子川を渡って和光市に入ったところで、ほんのポツポツ雨だったのが、激しい雷雨になってしまった。

風も強く、雨はぐるぐると方向を変えながら、舞いながら、どんどん強くなっていった。

旧道の上り坂のところで、整形外科の駐輪場で雨宿りさせてもらうことにした。

ところが、ここでは風も強くて雨宿りの意味を為さなくなってしまい、整形外科の待合室手前で雨宿りさせてもらった。

一時間近く、雨は止まず、弱まることもなく、やがて整形外科は診察時間を終了してしまった。

また、駐輪場で雨宿りしたけれど、早い時間帯に体育館に着いて個人練習時間を確保することは無理になってしまったので、カッパ着用のままで雨中、帰ることにした。

腹立つなあ、と思っていたけれど、自転車旅行中の雨に降られた中を走る練習ができたと思えばいいか、と切り換えた。

何度も何度も、雨中サイクリング、あったからね。

青森で、「雨、止みそうもないから、輪行にしようか」と私が提案すると、「イヤだ。走る」と宣言した、10歳のちゃりこ。

松江市で、ゴールの出雲大社目前で、雨中走って滑って転倒、カッパがビリビリに破けても走り続けた、15歳のちゃりこ。

 

カッパを着たり、服は濡れても着替えればいいけれど、宿に着いてからは、まずやることは、シューズの中に古新聞をもらって破いて丸めて詰め込むこと。

二回、三回詰め替えれば、翌朝にはすっかり水分は抜けている。

旅行先の宿だけでなく、自宅でもやってきた、雨に濡れたシューズのケア。

私も、新聞を購読しなくなって、二年弱になる。

古新聞が残っていたから、今日も帰宅後、いちばんにやったのは、古新聞詰め込みだったけれど、この世から紙の新聞がなくなったら、濡れたシューズ、どんなケアをすればいいのかな?

新聞紙よりも有効なケア方法が、思いつかない……

 

とりあえず、図らずも、自転車旅行の練習になった、日光浴、雨中走の一日だった……