本日、月曜日から、抗がん剤治療を始めた。
昨夜は、また始まった点滴常時注入のために、二時間ごとにトイレに行った影響もあって、ほとんど眠れなかった。
その分、小川洋子の「ホテルアイリス」を明け方に読了。
7時には、朝食前にルーティンとしている運動を始めた。
院内ウォーキングは膝を高く上げて。
エアロバイクを10分間、そして筋トレ。
終わってから採血のときに血糖値も確認。
前の病院では、他の患者さんたちがみんな血糖値を測り続けて一喜一憂していた中で、私だけが問題なしとされて途中から測定しなくてよくなったのだけれど、これから抗がん剤治療によって血糖値の上昇も考えられるらしく、測定されることになった。
今のところ、異常なし。
そして朝食後、まずは、デキサメタゾンを10錠。これはステロイドに入るみたいだ。
同じ薬を一度に10錠も服用するなんて、初めての経験だ…… この薬の服用は、週に二回。
同時に、フェブキソスタットを1錠。これは、やはり抗がん剤治療で上がることも予想される尿酸値を抑える予防薬。これは毎朝。
同じく、タケキャブを1錠。これは、胃酸が過剰に分泌されないようにという予防薬。これも毎朝。
9時過ぎにシャワーを浴びて、スッキリ、さっぱり。
11時過ぎにドクターが回診に来て、朝の採血から、血糖値以外の詳細を教えてくれた。
赤血球は、前回の輸血を受けて、今のところいい値になっている。
そのため、貧血状態ではなくなってきている、と。
ただ、血小板の値は低いままで、出血が起きると危ないというのは変わらず。
こちらも、抗がん剤治療と並行して、様子を見ながら輸血することもあるだろう、と。
白血球は低いまま。
こちらは、いろいろな感染が怖いので、水曜日から別の予防薬も始めるみたいだ。
11時半に、皮下注射の抗がん剤を射つ。
ベルケイド(ボルテゾミブ)。
この薬が、末梢神経障害や消化器への影響を及ぼしたり、帯状疱疹等のウイルスへの免疫力を抑えてしまったり、特に私にとっては、血小板や白血球を減少させたりする働きが怖い副作用だ。
それでも、ベルケイド(ボルテゾミブ)は、抗腫瘍薬として有効なので、輸血しながらでも、この抗がん剤にまずは頼ってみること。
道のりは長く、それが安定をもたらしてくれれば、次の抗がん剤の投与という段階に入っていく。
皮下注射は、あっという間、あっけなく終了。
お昼前には、「ホテルアイリス」も読了してしまった。
昼食後、夜中の睡眠不足解消のために、一時間ほどお昼寝。
2時からは、50分ほど、2セット目の運動。
院内ウォーキングを増やし、軽いダッシュも入れたら、ドクターに「ちゃりこ父さん、走らないで」と言われてしまった(笑)
エアロバイクは15分間。筋トレ。
小川洋子の13冊目「ブラフマンの埋葬」を読み始める。
夕方に、息抜きに、BS放送で、火野正平の「にっぽん縦断こころ旅」と「日本百名山」を観た。
夕ごはんには、カツの玉子とじが出た。
お昼も、金目鯛が出たし、量は足りないけれど、いい感じになってきた……?
午前中には、しばらく連絡のとれていなかった、私の書籍にも登場する能登半島の恩人とも連絡がとれたし……
まだまだ長く厳しい道のりだろうけれど、
抗がん剤治療開始、順調なすべり出し、と言えるのではないかな……
がんばるぞ!