ふたり電車観光・松島海岸へ | 学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

いじめにあって不登校になり、父とホームスクーリングですごした女の子、ちゃりこが日本各地を自転車で旅をして、たくさんの人たちとふれあい、成長していった記録。腐りきった学校、卑怯な教師、そんなものは捨て去ってもいい。人の優しさ、親切、は学校の外側に必ずある。

今日の5月6日、ゴールデンウィーク最終日。

ちゃりこも私も相当疲れがたまってたいたのだろう。

目覚ましなしにしておいたら、起きたのが9時半過ぎ、ほとんど同時だった。

今朝は曇り空。

「一日部屋でのんびりするのでもいいよ」とは言ったのだけれど、「せっかくだから、行こう」とちゃりこは言ってくれた。

ただ、旅行用の自転車は、都内の自宅にあるので、電車で観光に行くことにした。

 

行き先は、なんと日本三景のひとつ、松島。

電車で一時間弱で着ける。

11時前に出発して、12時には到着。

時々、陽が射す感じで、暑くなかったのがむしろ気分よく歩けた。

ちゃりことは、彼女が8歳のときの夏旅行で来たことがあった。

確か、遠野、盛岡、龍泉洞、宮古船渡と大移動した旅行で、初めての自転車旅行の前年だったはずだ。

遠野では、レンタルサイクルで走ってみたけれど。

良く歩いたよなあ。

松島の遊覧船ではちゃりこ、船酔いしちゃったんだよなあ。

 

今日はまずは、すかし橋を渡って五大堂へ。

そして、福浦橋を渡って福浦島へ。どちらも覚えていたけれど、今日も福浦島一周歩いて、楽しかったなあ。

砂浜まで下りたり、藤の大木に花が残っていたり(今年の往路で、私がさんざん目にしてきて、ちゃりこに見せたかった花だ、ちゃりこ邸に到着するなり、話したくらいだった)、シャガ、コテマリ、ツツジ、弁天堂。

長い橋を引き返してきて、ちゃりこが職場の人に聞いていたという、おさかな市場でお昼ごはん。

三色マグロ丼と四種のマグロ握りを、分けあって食べた。

美味しかったなあ……

続いて、遊覧船に乗船。

波が高くて、航路が変更されたけれど、双子島、鍋島、仁王島といった主要な島は外さずに回ってくれた。

船酔いはしなかったけれど、涙に揺られて気持ち良くなったか、ちゃりこ、ウトウト、船のなかで船をこいでいた。

50分の乗船のあと、瑞巌寺の門前の杉並木、洞窟前に並ぶたくさんの観音さまの前を歩いた。

本堂までは、入ったらすぐに閉門してしまう時間帯になっていたので、門前まででおしまいにした。

そして最後に、雄島へ。

渡月橋を渡って、こちらは福浦島に比べると、島も小さく、橋も短い。

前回来たときには、松島に着いてから、いちばん先に寄ったのは雄島のほうだった。

ここで私が「一句、読みます。『松島や、おお松島や、松島や』」と読んで、ちゃりこゲラゲラ。

他にも、写真を撮ってくれた人たちに、「すみません、これ、間違えていい男に写っちゃってます」とか「プロ並みですね、アラーキーかと思った」なんて私がふざける度に、ちゃりこ苦笑、といういつものペースが掴めた観光になった。

 

これで、もう夕方5時。

少し寒くなってきた。

電車に乗って、6時には帰宅できた。

 

この間、明るいうちに帰れたのは、別行動であった二人とも、初めて。

余裕をもって入浴し、夕ごはんには、また、ちゃりこ特製のキーマカレーをいただいた。

食欲の落ちてきてしまっている私、このキーマカレーなら、いくらでもいけそうだ。

ちゃりこの腕前ももちろん、隠し味に使っているというオイスターソースやケチャップ、自分で作るときにも使ってみよう……

 

11時前、まもなく、寝ます……

 

うれしかったなあ、観劇と観光。

 

ありがとう、ちゃりこ……