#過去記事 レーシャさんに会いに行く②暮らすような旅 | おすすめリネン通販 ねんねん

おすすめリネン通販 ねんねん

『東欧を旅するリネンのお店・ねんねん』店主が綴る、
リネンのこと、旅のこと、東欧の暮らしのこと

私が一番好きで理想とする旅は、観光地巡りやショッピングではなく、現地の人と接し、暮らすように日常を過ごす旅です。

 

自分で旅行の計画を立てる時には、ホテルよりはキッチン付きのアパートを借りて現地のスーパーや市場を覗き、外食だけではなくお惣菜を買って現地の味を楽しんでみたりしています。

 

 

でも一番楽しいのは、現地のお友達を訪ねる旅ですよね。

 

だから今回のレーシャさんのお家に遊びに行く旅もとっても楽しかったです。

 

 

ソフィアちゃんとレーシャさんと私の3人で車で隣町に車で行って散歩した時には、レーシャさんの路上縦列駐車の際に、あぁ本当に縦列駐車でバンパーがぶつかるのって日常なんだなぁ、と感じたり、イタリアの2歳児はバールでホットミルクとフォカッチャというおやつを取るんだぁ、駄菓子と豆乳飲んでるうちの姪っ子とはおしゃれ度がずいぶん違うなと思ったりと、地元に住む人と過ごすことで見つかる発見が盛りだくさんでした。

 

 

 

それに北イタリアの人たちは驚くほど物静かで真面目に働く人が多いんだなぁとも実感しました。

 

特に誰の声も大きくないんですよ。

 

レーシャさんの旦那様もその好例で、穏やかでさりげなく、得意料理のリゾットを作ってくれたり(写真は蜂蜜とクルミのリゾットです)、食事時にはいつもおいしいワインを開けてくれました。(私の中でこれはポイント高いです)

 

美味しいパルミジャーノレッジャーノの他にもブルーチーズをフレッシュチーズで包みピスタチオがトッピングされているという珍しいチーズもふるまってくれました。

 

お薦めのチーズが全部おいしかったので、

 

「スーパーでチーズを選ぶときは、これまで食べておいしいと思ったチーズを繰り返し買うタイプなのか、それとも新しいものに挑戦するタイプなのか」

 

と質問をしたところ、旦那様は新しいチーズを見つけると買って試してみるらしく、その努力の賜物が今回いただいたチーズだったようです。

 

 

レーシャさんが住む地域は秋になると深い霧が立ち込めるそうで、11月になったばかりなのに晩秋といった雰囲気でした。

 

歴史的な建物の街並みが楽しめるお隣の町では、ちょうどチョコレートフェスティバルが開催されていたようで、いくつものチョコレートの屋台にはそれぞれ趣向をこらしたチョコレート菓子が陳列され、それをみんなホットチョコレートを楽しみながらひやかしていました。

途中でソフィアちゃんがホットミルクを飲むために立ち寄ったバールでは、オーナーの老夫婦が手際よく働いていて、お客さんが頼んだフォカッチャをプレスで温めて直して提供したり、赤ちゃん用のミルクを温めてほしいというリクエストにも快く応えてあげて、哺乳瓶にミルクスチーマーを入れて適温にしてあげていたりと、見ているだけでフォカッチャとミルクと同様、私の心も温まるような気持のよい働きっぷりでした。

 

 

そんなこんなであっという間に穏やかでリラクシングな3泊4日の旅を終え、家路につきました。

 

レーシャさん一家は2020年のオリンピックを目指して来日予定だそうなので、その時までにはお招きできる私になっていたいと思っています。

 

東欧を旅するリネンのお店・ねんねん