リネンメーカーを訪ねにベラルーシに行ってみようかな、と思ったのはリヴィヴからフライトがあったのと、その価格が高くはなかったこと、そして知人がいたので、どうにかはなるだろうという軽い気持ちからでした。
リヴィヴ滞在が思いの外予定に追われてしまい、バタバタしていて疲れてしまったこともあり、ベラルーシについて何も調べてなかったと、いうことに、飛行機がミンスク国際空港に到着してから気づいてしまいました。
あれ？空港から市内ってどうやって行くんだっけ？
ベラルーシの通貨って何？為替ってどんくらい？
という、かなり初歩的な疑問にぶつかりました。
まず、パスポートコントロールのところで係員から、「海外旅行保険に入ってないなら、そこの窓口で滞在日数分買ってその証明書を一緒に提出するように」という指摘を受けました（3日間で2ユーロ。クレジットカードで支払い可）。
ベラルーシって海外旅行保険が強制だったみたいです。
それから、両替するために空港3階にある両替窓口に並んでいる間に、1ベラルーシルーブルは約60円弱程度ということをレート表から計算し、また前後に並んでいる人と窓口の人と話した結果、ほとんど英語は通じないということもわかりました。
空港内でＷｉ－Ｆｉを拾って、知人に現状と待ち合わせ場所を連絡。
タクシーの客引きを避けながら、6ルーブルで鉄道の中央駅まで運んでくれるバスに乗り込むことができました。
ただ、自分が予想していたよりも空港と駅が離れていたせいで、待ち合わせ時間に45分位遅刻してしまいました。
それでも、うまいこと知人に会えるんじゃないかなぁと楽観的に考えていたんですが、待ち合わせ場所に彼はいないわ、駅ではフリーＷｉ－Ｆｉはないわ、クロアチアのSIMカードだと電話もつながらないわ、でようやくやっとなんだかちょっと困ったなぁと感じ始めました。
加えて、ウクライナよりも寒く、駅の待合室は暖房も入っていなかったので、このまま待ち続けると、なんか寒さでお腹壊しそうと感じ始めました。
そこで待合室にあったバーガーキングのバイトの男の子に、英語で状況を説明すると、その子は英語がわからなかったみたいで、リーダー格みたいな別の男の子を呼び出してくれました。
ただその子も英語ができず、それでも私が知人に電話が通じないというのはわかってくれたみたいで、自分の携帯から彼に電話をかけてくれました。
私の知人は私の到着が遅いため、予約していたアパートに行ったんじゃないかと心配して、そちらへ向かっていた最中だったようです。
「彼はすぐこっちに来るから、ここで待っておくように」（多分ロシア語でそう言ったと思われる）と言ってくれました。
ベラルーシの人、なんて優しいんだ～
バーガーキング君のおかげで、知人とも会え、知人のおかげで翌日訪問する地方都市までの電車のチケットが買え、アパートにも無事到着し、ミンスク国立図書館にも連れて行ってもらえ、軽い観光もできました。
ははは、我ながら、本当に無鉄砲すぎる。
いい加減、反省しないといけないですよね。
今回も助けてくださった皆様、どうもありがとうございました。
みんなの親切にぶら下がって生きている私です。