うまく教えられなかったとき、どうしますか? | 【群馬県前橋市】日本企業で働く外国人のための日本語研修 あさみけいこ流日本語教師のススメ

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開国人活用トレーナーの浅見惠子(あさみけいこ)です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

毎日の授業、教案を練りに練って、すべての学習者に理解できるようにする、
これが理想ではあります。

しかし、相手が違えば同じ導入方法でも伝わるとは限らず、
準備をしていても予想通りにはいかないこともあります。

では、自分が準備していた内容では学習者に伝わらなかったとき、
皆さんはどうしますか?

もちろん、ごく初級の文型であったり、動詞の活用など、
理解できていなければ明日の授業に差し支えるというようなときは、
すぐに次の担当の方に引き継ぎ、フォローをお願いせねばなりません。

でも、試験対策のごく一部の問題など、
すぐに影響がなさそうな場合は?

よく伝わらないまま、説明を繰り返しますか?

多くの場合、うまく伝わらなかった説明を繰り返しても、
結局は伝わらず、かえって学習者は不安になります。

では、お茶を濁して次に進みますか?

これだと、学習者との間に信頼が生まれるでしょうか?

こんな場合、
私は「今日の説明はよくなかった。
次回に改めて説明させてほしい。」と学習者にお願いします。
そして、学習者の了承が得られたら、
次の授業で別の角度から導入、練習しなおします。

新人時代、うまくいかないときも自分の導入方法にこだわって
強引に授業を進めてしまったことがありました。
その時間はうまくいったかに思えたのですが、
結局は学習者は
「あの先生の説明はわからない。
聞き直しても無駄だから、ほかの先生に聞こう」
となってしまい、同僚の方にご迷惑をおかけしました。

伝わらないときは潔く自分の非を認め、もう一度説明の機会をもらう。

このほうがずっと学習者にとってはいいようです。

先日はN4の語彙の授業で「盛んな」がうまく伝わりませんでした。
繁栄、頻繁、流行の意味を例文だけで示したので、
わかりにくかったようです。
今日は、こんなイラストで」イメージから入ってみたいと思います。
 


やり直すチャンスをいただいたので、
気を引き締めて、細かく心を配って導入、練習したいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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