このブログにたどり着いてくださって、本当にありがとうございます。
今日はお仕事について書こうと思います。
現在やっている日本語教育の仕事は数種類あるのですが、
その中で一番の核となっているある研修がまた先週から始まりました。
生徒さんはほとんど全員が南米出身。
皆さん明るくて、とてもまじめで、やる気十分です。
ここの講師を始めるまでは、
主に日本の大学や専門学校への進学を希望するアジアの若者に教えていましたので、
最初は南米の大人の方相手は緊張しました。
学習目的が多様だし、
経歴も様々な皆さんです。
どうやったら皆さんのニーズに合わせた授業ができるのか、
進学指導に偏っていた、自分のキャリアでは、
応えきれないのではないか、など、
悩みに悩んで、毎回の教案(授業の進行表みたいなものです)を書いていました。
で、いまはどうかというと…
ちょうど3年目に入ったところなのですが、
南米の大人の方に授業できることが、
楽しくて幸せでなりません!
若者を違って、
なかなか文字が覚えられないとか、
会話でテーマが広がりすぎて、まとめるのに一苦労、
なんてことはありますが、
とにかく皆さん必死で言葉を覚えようとしているのです。
そんな熱い雰囲気が教室にあふれるので、
私もいつも元気がもらえます。
そして、皆さんの豊富な人生経験から学ばせていただくことばかりです。
そのうえ、とにかくお話が好き!
授業中静まり返る、なんてことはテストのときのみ。
常に質問や意見が飛び交って、とても刺激的です。
教える側と教わる側が互いに好奇心を満たしあえる、素敵な場所になっています。
今、ちょっと担当を受けすぎかな…
とも思っているのですが、
このお仕事は私に日本語を教える楽しさを再認識させてくれました。
私は2年半前に今のうちに引っ越してきたのですが、
来るまでは
「こんな田舎では日本語学校もないし、
別の仕事を探さなきゃいけないかな…」
なんて思っていたのです。
でも、ここが南米出身者が多い地域だったおかげで、
今の研修講師を始めることができました。
このご縁にとっても感謝しています。
私が日本語教師になった経緯については、また今度書こうと思います。
今日もお読みいただいて、本当にありがとうございました。