正社員男女2名が毎日不要な残業をして、残業手当を稼いでいる。

時々本社から「なぜこんなに残業しなくてはならないのか」と査察が入るが、この二人、ルールを良く勉強していて、ギリギリ処分されない範囲で残業をしている。

 

残業手当を稼ぐ必要のない私は、タイムカードの前で待っていて、時刻が変った瞬間に押しているのだが、それがどんなに恵まれていることなのか、この二人を見ていて思い知る。

 

この二人のだいたいの年収を知っているのだが、子供の教育費がかかり始め、さぞや苦しい生活を強いられていると類推できる。

 

いや、苦しいどころか、少なくともウチが娘達に施したような教育は当然施せないので、お子さん達はまたもや高給を稼げるようにはならず、親と同じ人生を歩むことになる。

 

私はこの二人を責めているのではなく、政府の教育行政の無策を責めているのである。

 

パート社員その他から非難轟轟だが、親なら子供の将来のため、泥を被らねばならないと私は思っているので、むしろ頑張れと言いたい。