ユーチューブ動画で、女子最高峰の私立高校卒業後、これまた最高峰の私大医学部に進学したものの辞めたという女性がインタビューを受けていた。

その後、高卒で有名外資金融に就職したもののそれも辞めたという。  ガーン

 

それで思い出したのだが、娘たちの通った中高一貫校に創立以来初の理Ⅲ合格者が出たことがあった。

大騒ぎとなり校内放送で全生徒に知らされ、その後の父母会で父母相手にその子が講演をしたりしていた。

 

だが、その後その子は東大の普通の学部に変わってしまったのだった。

激怒した親に家を追い出され、コンビニでバイトをしながら、大学に通っているというところまでが私が知っている情報だ。

ひょっとしてこの子も東大を辞めたりしていないだろうかと思う。

 

ウチの長女は辞めずにアラフォーまで結果を出し続けている。

 

この違いの理由は簡単で、ウチがサイコパス夫の元、生存の危機すらあった火宅の家だったからだ。

 

長女は辞めたら生きていかれない(比喩でなく多分本当に)から辞めなかっただけで、特別上記二人より根性があったわけではない。

 

子供のためにいい家庭を作ってやりたいと誰しも思うが、すると子供はその温かい家庭を、この世の姿と勘違いするのだ。

 

両親の懸命の努力によって用意された温かい家庭は期間限定であり、上記二人もあと何年かすれば、どこからの支援もない(支援どころか親は要介護になっている可能性もある)なんの職業訓練も受けていない中年となる。