実家売却関係、介護関係、確定申告関係などの書類が居間のお膳の上と下に山

積みになっていたのを、全て解決したので、整理した。

 

不動産会社の担当さんは、「全て捨てて下さい。後でお子さん達が見て、こんな不動産があるのかと勘違いし、相続の判断を誤るといけないので」と言ったのだが、きっとそんな経験が豊富にあるのだろう。

 

片づけていると、FP1級資格試験のテキストが、書類の山の中から出てきた。   ニコニコ

 

この資格を取ろうと勉強し始めた途端に、実家売却が動き出したので、ストップしていたのだ。

難航していたこともあり、これが解決せず、売却断念とか、難航しているうちに実家が倒壊して、莫大な損害賠償をする羽目になったら、資格取得どころではないと考えたからだ。

 

しかしこの考え方こそが、私の人生に制限をかけていた悪癖なのだ。

 

亡くなった実母がそうだったので、私は完全にその悪癖を受け継いでいる。

 

実家は母の弟が相続した土地だったのだし、伯父は母の言いなりだったのだから、もっとまともな区画、まともな建物を建てることが可能だった。

 

だが、「再婚するかもしれないし、娘が結婚すれば引き取ってくれるだろうし、長く住むわけじゃないから」とテキトーに建てたボロ家に、結局死ぬまで住むことになったのだ。

 

いや、恐らくだが、私の為にもちゃんとした家を建てようとしたならば、いい人と再婚できたかもしれないし、「お義母さん、一緒に暮らしましょう」という婿が現れたかもしれないのである。

 

効を奏す補償がない限り努力しないという態度は、神様からしたら傲慢で可愛くないから、母は死ぬまでいいことがなかったのだ。

 

キレイに整頓した居間のお膳の上にFP1級のテキストを置いた。

当然今日から勉強を始めます。