実家一帯は本家の農地だったのを、当時の緩い法律で超テキトーに区画したので、その対応に金がかかり、ほぼ理想的な金額で売れることになったのだが、取り分はわずかである。

 

でもあまり賢くない私もこの年になって金というエネルギーについて流石に学び始めたことがある。

 

釈迦が布施修行の際、貧しい家に行って布施を頂いて来るように弟子たちに命ずる。

すると弟子は当然の事ながら「えっ?だってあの方たちは貧しいのですよ。頂くわけにはまいりません」と言う。

そこで物理学者で宇宙の真理に気づいた(解脱した)釈迦は言う。

「あの者たちは金を出さないからいつまでたっても貧しいままなのだ」    びっくり

 

若いイケメンの不動産屋は「こんな事まであけみさんが負担するなんておかしいので、少しだけでも負担してもらえないか交渉してみます」と言っている。

 

ふふ…お若いの、この実家の裏の従弟のために、金銭的な負担をすることの、宇宙的な見返りを知らないね。

 

その際、この従弟の今後の幸せを祈りながら負担をすると、もっと見返りが大きくなることも私は知っている。

 

と偉そうに言う私も、今回の金銭的な負担に一度はがっかりしたのだから、まだ釈迦の理解度の足元にも及ばない。