誰のために指導者をしているのか・・
もちろん子供のためですよね。
 
例えば、練習方法や練習メニューで指導者同士が意見を出し合い、様々なディスカッションをする。
ああでもないこうでもないと話しながら、時には議論が白熱していく・・
そして、子供たちに何がいいのかを話し合いながら、意見を摺り寄せていく・・
練習方法の意見をすり寄せるためにはある程度の協調性も必要だと思います。
全員が子供のことを思っての事ですから。
 
ですが…
明らかに愛情のない子供たちへの暴言・暴力。
長年『通例』と言われチームに残っている明らかにおかしい風習。
 子供のことより自分の立場やステータスを上げようと考えている大人たち。

自分より指導経験が長いから・・
自分より野球歴がすごいから・・
 
それは協調性でしょうか?
誰のための指導者なのでしょうか。
 
それが、チームの和を乱さない『協調性』だと言うなら、それは『協調性』という言葉ではない。
 
時には『誰が』言ったことが大切なこともありますが、『何を』が大切なのではないでしょうか?

長年、上記のような事が慢性化されているチームは私からすると『体質』です。
チーム体質・・
 誰かがいつか変えなければいけなかった体質なのに、それをしてこなかったので、どんどん悪化していく。
人間の体質と同じです。
 
 体質を改善したいと思うのであれば、不自然な指導・運営を続けたために、『子供のため』という本来の姿から外れ、偏りを生じた体質は、自然な方向に戻すことをしなければ治りません。
 
体質改善をするか・・
体質がおかしいと思いながらもそのまま我慢するか・・
チームを去るか・・
選択をするのはご自分しかいません。
 
 簡単に体質改善できないのもわかります。
 多くの困難と強い覚悟が必要です。
 
 軸は『子供のため』です。
もっと言えば『子供おかげ』でチームがあります。
 
 大人達の少しの勇気で体質は変わるかもしれません。
 全ては『子供の笑顔のために・・』~年中夢球~