いしのまき出発祭 あとがき | ❁宮城のパーソナリティ阿部紗織のブログ❁

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ラジオパーソナリティ・司会・イベントMC

どもども(´∀`)ノ



今日は、(日付変っちゃったけど…)もうちょっと

ブログ書きます。



いしのまき出発祭で感じたこと。



今回のステージイベントには、地元から

大室南部神楽保存会の皆さんと

渡波獅子風流塾の皆さんが出演して下さいました。



大室南部神楽保存会の皆さんは、石巻市北上町十三浜。


渡波獅子風流塾の皆さんは、石巻市渡波地区。

私の生まれた町です。




どちらにも共通しているのは、

東日本大震災で

大きな津波の被害を受けた地域だということ。


そして、小さな子供たちが

その地域の伝統を受け継いでいるということ。




大室地域で、父から子へと伝えられてきた神楽は

大震災の被害で全ての道具が流失。


師匠も行方不明のまま。


そんな絶望とも思える中で、子供の頃に神楽をしていた30代を

中心に再び活動開始。


そんな大人たちの活動を見て、

自分たちもやりたいと子供たちが集まってきたそうです。


今日のステージでは、大人が楽器を演奏し

それに合わせて小学生くらいの子どもたちが

暑い中ノンストップでおよそ10分間の演目を

踊り切りました。




渡波獅子風流塾は渡波獅子風流保存会のOBの方が、

後継者を育成しようと2008年に結成。


300年以上前から続く伝統行事で、

毎年お正月には厄除け、五穀豊穣を願って各家々を廻っていました。


しかし、津波で太鼓や獅子頭などの道具が流失したり

泥をかぶったりの被害があり、練習場もなくなりました。


そんな中、多くの方々の力で見事復活を果たしました。


ステージでは、おじいちゃん世代の方からお孫さん世代の方まで

一緒になって力強く太鼓を叩き、獅子舞が舞っていました。




どちらのステージも、一生懸命に

演じている子供たちを見て自然と涙が出そうになりました。



震災の影響で、地区の人数も減りつつある中で

自分たちの地域の伝統を残そうと頑張る姿に心打たれました。


あの小さな背中で、失われようとしていた伝統を

守ろうとしているんだなって。



ぜひ、これからもたくさんのイベントで

皆さんの演奏や舞いを多くの方に見て頂きたいです。



石巻にはこんなに頼もしい子供たちがいるんだから

きっと大丈夫。



感動をありがとう。




んでまず(´∀`)ノ