息子さんはこの4月で小学五年生です。
赤ちゃんの頃は、とても育てやすい子だったと思います。
夜泣きや後追いもほとんどありませんでした。
発達はのんびりで。
乳幼児健診は毎回ひっかかってました。
名前を呼んでも反応が薄く、発語もなかったため、定期的に聴覚検査。
(聴覚は問題ありませんでした)
教えてもいないのに、2歳になった頃には文字をスラスラ読んでいました。
頑張って教えていたのに、「ママ」と呼べるようになったのは4歳近くなってからです。
病院や幼稚園では
「もっとたくさん話しかけてあげてください。」
「もっと子供にかかわってあげてください。」
「発達が遅いのは親のせい」と言われている気分でした。
なので発達外来はできれば行きたくなかったし、ゆっくりでも息子さんのペースで成長してくれればいいと思っていました。
だけど歳を重ねる毎に「普通」から遠ざかる息子さん。
苦手なことが増えてきました。
去年、学校からの強い勧めで「WISC」という検査を受けました。
その結果が発達障害の可能性があるとのことで、今年になって久しぶりに小児発達外来を受診しました。
嫌な思い出のない、初めての小児発達外来へ。
WISCの結果と、学校からの情報提供書類などを持って、息子さんと受診しました。
診断は
「息子さんは自閉症とADHDという特徴をもっています。」
正直そんなに驚かなかったけど、そのあと先生が言ってくれた言葉が刺さりました。
「苦手なことが多かったり「普通」にできないのは息子さんの特性であって、お母さんの育て方のせいではないですからね。」
今まで否定され続けられてきた育て方。
やっと認めてもらえた気がしました。