香川県、観音寺市から全国に！
「休まる眠りをお届けするお店」
ねむたやです。
こちらの記事で
日本とヨーロッパの
羽毛布団に対する
感覚の違いをちらっと書きました。
これは、
ねむたやがお付き合いがある
海外の商品を扱っている
メーカーさんなどからも
よく聞く話なのですが
ヨーロッパでは
羽毛布団との付き合いの感覚も
日本とは少し違うようです。
羽毛布団との付き合いの歴史の違い
北欧では
7世紀ごろに既に使われていたと
されています。
（バイキングのお墓の副葬品にもなっていたとか）
もちろん、
王侯貴族など限られた人だけが使っていた
ということではあるのですが、
その頃、
日本では飛鳥時代。
古墳時代後期であったということを
考えると、その歴史の長さを
感じることができるのではないでしょうか？
その後、18世紀末になると
産業革命とともに
たくさんの人の手に渡るように。
（日本は江戸時代の中期〜後期です）
現在では
ドイツなどでも
普及率は80％を超えていると
言われています。
日本で羽毛布団が使われ始めたのは
明治、大正時代。
舶来品として入ってきたものの
一般の人々が使えるようなものでは
ありませんでした。
日本で一般的に普及してきたのは
昭和40年代です。
1960年代と考えると
一般的に広がった歴史は
ヨーロッパと日本で
200年くらいの開きがあります。
羽毛が出てくることへの感覚
「羽毛」の特性として
ほんの小さな穴からでも吹き出しやすい
という点があります。
（補修するときもピンや針などは厳禁です！）
日本では、
とにかく羽毛が出てこないよう
しっかりと
側生地に対策することを
大切にしてきました。
ダウンプルーフ加工という
樹脂や熱、圧力で
しっかりと生地をカバーして
羽毛が出てこない！
という点や、
嵩高ふんわり！
生地も柔らかくてふかふか！
というところに注力して
羽毛布団が作られてきたという
視点があります。
ヨーロッパでは
「ある程度は羽毛は出てくるもの」
「仕事を終えた羽毛は外に出てきてもいい」
という考え方もあるのだとか。
通気性が良い生地が使われていることが
多い、海外仕様の羽毛布団。
使っているとある程度、
羽毛のボールの一部が
細かな破片になって出てくることも。
ただし、それは
「もう仕事を終えたものだから
外に出てきて問題ない」
という感覚で
使う人も、作る側のメーカーもいるのだとか。
海外仕様の生地は
かなり通気性が良く
日本の一般的な生地の
4〜6倍の通気性があることも
よくあるそうですが、
生地の織り方の違いや
ダウンプルーフの加工の有無で
このような違いが出てきます。
ねむたやでも
ドイツ、ビラベック社製
ヨーロッパ仕様の羽毛布団
を取り扱っていますが、
（スイスコットンの最高の生地です！）
メーカーさん曰く
流石に向こうの規格そのままだと
日本では受け入れられにくい・・・
ということで
ヨーロッパ規格の生地を
ほんの少しだけローラー加工した生地を
日本向けということで
使っているそうです。
現地メーカーさんには
「しないほうがいいのに〜」と
いう考えもあるようですが、
やはり、
現在の日本の感覚で考えると
羽毛が吹き出しすぎる！！と
心地よく使っていただけないと
もったいないので、
バランスを考えてギリギリのところで
調整しているとのことです。
ただ、
それでも日本の一般的な生地と比べると
通気性、心地よさは段違い！！
だと思います。
そうは言っても、
羽毛の吹き出しが日本製のものより
多くなる場合もあります。
とはいえ、
針で穴を開けたり
側生地を傷つけたりしない限り
出てくるものは
大きな羽毛というよりは、
羽毛の一部の細かいもので
布団の中での役割を終えたもの、
という感覚です。
ねむたやでは
通気性が抜群なのは海外仕様、
ということでおすすめをする一方
日本仕様の中でも通気性がいいものも
両方の布団を取り扱っています。
どちらもねむたや基準で
しっかりと「休まる眠り」に
役立つお布団です！
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