なにごともなく、晴天。 | 北海道・最東端からの不定期通信<Part.2>

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『なにごともなく、晴天。』(吉田篤弘/中公文庫 2023年12月25日 初版発行/2024年2月20日 再版発行)。5月14日に読了。
 
 
「読書メーター」に登録(2009年1月)後、吉田篤弘の既読本は、『おやすみ、東京』(2020年4月読了)、『電球交換士の憂鬱』(同年5月読了)、『という、はなし』(2021年2月読了)、『レインコートを着た犬』(同年11月読了)、『鯨オーケストラ』(2023年12月読了)の5冊。
 
吉田篤弘(若しくはクラフト・エヴィング商會の名義)の本を書店で見かけると、魅力的な本(本のタイトル・装幀を含めて)ばかりで、つい買ってしまう。その結果、本棚には更に10数冊の未読本が並んでいて、実に楽しみ。
 
さて、本書。
 
帯に「銭湯と、コーヒーが好きな探偵が呼び覚ます、私たちの秘密」とあって、「夜の電車が頭上を走る、高架下<晴天通り>の物語」。
 
『サンデー毎日』にお連載された一話完結の連作短篇小説の文庫版。文句なしの面白さである。
 
では、同時期の連載で同じ一行で始まるらしい「まずいコーヒー三部作」の『ソラシド』へ。
 
 
 
 
 
『なにごともなく、晴天。』(吉田篤弘/中公文庫)
 
 
帯を外せば、こんな感じ。