「自宅本棚の本のタイトルによる“しりとり読書”」の113冊目。
とりわけ最近では、「この機会を逃せば、今後もなかなか手が伸びることはなさそう」といった本を敢えて選ぶことも多くて、読了に期間を要している。
『台湾鉄路千公里 完全版』(宮脇俊三/中公文庫)も1カ月近くを要しての読了。実のところ、次が「り」で始まることになるので、たぶん少ないだろうなぁとの覚悟をしながらの選定だった。
「り」で始まる本は、やっぱり少なくて、今までに『林檎の木の道』(樋口有介/6冊目)と『六花の印 ~連城三紀彦傑作集~』(連城三紀彦/65冊目)の2度だけ。
ちなみに、6冊目の時に他にピックアップしていたのは以下の4冊。
① 『リフトガール ~フォークリフトのお仕事~』(要はる/2019年4月読了)
② 『寮生 ~一九七一年、函館。~』(今野敏/未読)
③ 『リリスの娘』(坂井希久子/2017年11月読了)
④ 『六花の印 ~連城三紀彦傑作集~』(連城三紀彦/65冊目)
元々、①と③は選定時点ですでに読了済みだったので(厳密にいえば)“しりとり読書”としては対象外ではあった。④は65冊目で選定済みのため、この時のストック本で残っているのは②のみ。
その後の購入本(必ずしもすべてを把握している訳ではないので記憶している限り)では、『凛として弓を引く』(碧野圭/2022年読了)と同じシリーズの「青雲篇」(2022年12月読了)、「初陣篇」(未読)の3冊があるのだが、すでに、うち2冊は読了済み。
そんな状況のもとで本棚内をザッと検索したのだが、タイトルが「り」から始まる本の新たな発見はなかった(購入した記憶も特にない)。
以上のような経過を(勝手に愉しんで)経て、辛うじてストック本だった『寮生 ~一九七一年、函館。~』(今野敏)を選定した次第である。