こんなコラムばかり新聞や雑誌に書いていた | 北海道・最東端からの不定期通信<Part.2>

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『こんなコラムばかり新聞や雑誌に書いていた』(植草甚一/ちくま文庫 2014年9月10日 第1刷発行)。5月8日に読了。
 
 
「自宅本棚の本のタイトルによる“しりとり読了”」の111冊目。2019年1月「ジュンク堂書店旭川店」での購入。
 
“J・J”の愛称で知られ、文学・音楽・映画評論家の著者が1964年~1974年、各紙誌に書いた、本にまつわるコラム集。
 
「海外読書散歩」(共同通信)から「ブックランド」(問題小説)、「ペーパーバックス」(図書新聞)、「ミステリー・ガイド」(読売新聞)を経て「中間小説研究」(東京新聞)まで。
 
厚めにしてコラム集。日頃から極端に遅読な私なので、かなり苦戦。序盤に挟まっていた栞には「2019年5月8日中断」のメモを発見。
 
それ以降、奇しくも中断してから丁度5年目となる5月8日の読了を目指し(1カ月半を要して)粘りの読了である。
 
前回、読むのを中断した2019年5月といえば、“しりとり読書”をスタートさせた頃で、更には、数冊の本を同時並行的に読み進める現在の読み方を始めた時期とも重なる。
 
1、2冊を手に取っての従来の読み方だと、苦戦を強いられ、なかなか先へ進めない。そのような本に遭遇した場合の解消策として始めたのが現在の「数冊を同時並行的に読み進める」パターンなのだが、思えば、あの頃、“苦戦を強いられる本”の代表格が本書だったのかもしれない。
 
 
 
 
 
『こんなコラムばかり新聞や雑誌に書いていた』(植草甚一/ちくま文庫)