『山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥(ハルピュイア)』(山田正紀/徳間文庫 2021年10月15日 初刷)。2月18日に読了。
帯には「徳間文庫41年目の本気【トクマの特選!】」。いったい、いつの間にそのような企画が展開されていたのやら。不覚である。
どうやら様々な作家・幻の名作を一気に復刊する取組み。さすがに、その全てに手を出す訳にもいかず、私なりに馴染みの作家・都筑道夫と、初遭遇の作家・山田正紀の二人に絞り込んで順番に攻略を目論んでみた。
さて“山田正紀・超絶ミステリコレクション#1”の本書。カバーイラストも実に魅力的。本文で695頁となかなかの厚み。
長期に亘る飽くなき挑戦の日々。SFかと思いきや肉厚なる本格ミステリ。うむむっ。なかなかの読み応えである。