Find The Answer…39 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。



「解けよ!何考えてんだよ!」
 はだけたシャツから胸を見せつける。その目は蔑みの目だった。

「だめ、あんたはそこで見てなさい。誰に何を言われたか知らないけど、」
 そう言って男のズボンを下ろしそこを咥える。
「大丈夫、あの子はあんたの子よ」

「嘘だ!あの鑑定結果は100%俺の子じゃないって!」

「夢でも見たんじゃないの?ねえしゃちょ?もっと激しくつ いて。こいつには出来ないくらい感じさせて。満足出来ないの、あんなぬるいセック ス」
 笑いながら男に抱かれ乱れる女。

 俺はあんたと結婚するんじゃなかったのか?あんたは俺を愛していると言ったんじゃなかったか?

「嘘つけよ、俺の子供か専務の子かわかんないくせに。お前本当にセック ス好きだなあ。旦那の前でイカせてやるよ」
 激しく揺さぶりながらも俺の子供とは言わない男。

 隠していたナイフで何とか縄を切り、思わず向けた切っ先を納めてそこを飛び出した。


 こんなやつらを殺しても仕方がない。こんなやつらに俺の人生をこれ以上台無しにされたくない。


 どこをどう歩いたのかもわからず、部屋に辿り着いたとき、足はガクガクと崩れ落ちた。

「パパ、おかえりなさい」
 そう呼んで飛び付いてくるこの子を俺はどうしたらいいのか。

「ただいま。でもすぐに出掛けなきゃいけないんだ」
 不満そうな子供を残し家を出た俺は実家に向い、自分の部屋に閉じ籠った。


「和、警察の人が来てるんだけど」
 1週間ぶりに他人の声を聞いたのは警察官の声。
 でも、その内容は……、
「二宮和也さんですね、任意同行をお願いします」
天地がひっくり返るような内容。

「え?」
「あなたに殺人の嫌疑がかかっています」
「な、何を!」
「あなたの婚約者が見ていました。あなたが殺人を犯すのを」

「まさかっ!」
 俺じゃない、俺のわけがない。あの女か!

「署までご同行願います」


 
 でも、わかっていても否定はできない。
 あの女が犯人だとしても。

 あのかわいい子の顔がちらつく。我が子だったらどんなに良かったかと思ったあの子の顔が……苦しむのは見たくない……。