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な、なんなんだ?
あれ、翔くんだけど、翔くんじゃない。
ここも、オレの知ってる翔くんちじゃない。
「相変わらず、服の趣味は悪いけど。
あ、でも、これカッコイイ」
逃げ出すには服着てなきゃ。
こんな『嵐の松本潤』なんて誰も見たくないし、オレも見せたくない。
服を着替えたらやっとなんか頭がスッキリしてきた。
ちょっと考えよう。
昨日は翔くん家に泊まったんだよね。
イッパイちゅーしてそのまんま寝ちゃったんだ。
翔くんに、ずっと、抱き締められてた記憶はある。
それは、あの翔くんなの?
オレの翔くんなの?
だめだ・・・頭悪いからわかんねえ。
「オレのマンションに戻るとしても、
とりあえずはここにとじ込もっているわけにはいかないんだよね。
あのお化け消えててくんないかなぁ」
続
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