『しょうくんのて 14』 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

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嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。

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扉が開く音がする。

潤の恐怖が伝わってくる。

さっきまでの小さな潤は俺を知らないぶん、柔軟に受け止めてくれた。

けれど、今の潤は過去の俺を知っているだけに受け入れがたいんだろう。

「潤」

ばんっと閉められる扉。

ゆっくりと、扉の前に歩いて行ってノックする。

「ね、出ておいで。

話をしなきゃ、この状態の意味がわかんないでしょ?

まあ、俺もよくわかってないんだけど。

じゅ~ん、大丈夫だよ、出ておいで」

なんの音もしない。

しばらくして、ちいさな声で、

「ほんとにしょうくん?」

泣きそうなそんな声で聞いてくる。

「そうだよ、30代になっちゃったけどな」

「えっ!」

「うっ!」

勢いよく開けられた扉に、したたかに額を打ち付けた。



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