ベニヒメリンドウ 5/30 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。



「くはぁ」

あくびの声に横を見れば、

とろんとした目。

眠いんだろうに、

オレが起きているから、一生懸命目を擦ってる。

「先に寝な。

オレ、台本読み直してるから何時になるかわからないよ」

そう言ってるのに、首を縦にふらない。

「翔、明日は早いんでしょ?」

「7時半に迎えが来ることになってる」

「ほらー、もう1時だよ」

「んゃ、だ」

どこまでも起きていようとする翔に根負けして、

台本を閉じる。

フットランプだけにして、

翔を腕に閉じ込めた。

「いいの?」

「いいよ、寝よう」

「んふ、こうやって、

眠る瞬間まで、

大好きな人と一緒にいられるって、

・・・幸せだよね。

じゅん、すき・・・」

大分無理をしてたんだろう、

すぐに寝息をたて出す翔。

だれにどんなに甘い言葉を言われたって、

翔の『すき』には、敵わない。

どんな言葉よりもオレの胸をくすぐる。

「オレも好きだよ」

眠ってしまった翔に口付けを落とし、

オレも瞳を閉じた。


ベニヒメリンドウ:愛のささやき