デンファレ 11/27 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。



バフっ!

何にも言わないで、和がソファーに荷物を投げる。

帰ってきて早々だ。

入ってくるときも、いつもならチャイムを鳴らしてオレを呼びつけるのに、それも無かった。

なんか機嫌損ねるようなことしただろうか?

「お帰り、和」

「・・・」

返事が無いのは、マジで怒ってる証拠。現にその顔は膨れっ面だ。

「お帰り、遅かったね。どうした?」

「別に・・・」

キッチンの椅子に座っているオレを避けるように、ソファーに身を埋め膝を抱える。

今日は全員での収録だったんだけど、帰り翔さんに呼び止められて、気が付けばもう楽屋に和の姿は無かった。

あの時にはもう拗ねてたって事か?

「和、翔さんと話してたのは次のスチール撮影のことだよ」

「ふ~ん」

さっき投げた鞄を引き寄せると、ごそごそと中からゲーム機を取り出し音量を大きくしてゲームをし出す。

う~ん、どうやったら機嫌が直るんだろう?でも、何も言わずに自分の部屋に帰らなかっただけ、マシなのかもしれない。

「ねえ、和」

俺はソファーの背後にまわり和を抱きしめた。

「さわんな、潤くんなんか嫌い」

身体を捩って抵抗してくる和を力で抑え、ソファーを乗り越えて正面に回ると、ヨイショッとばかりに身体を持ち上げ膝の上に乗せる。

「何で嫌いって言う?俺は和の事がこんなに大好きなのに」

「嫌い・・・」

「大好き」

「・・・嫌い」

「和、大好き」

2人で交互に言葉を交わす。だんだん和の顔も、穏やかなものになってくる。

「・・・嫌いです、僕の事ほおっておく潤くんなんて、大っ嫌いです」

「ヤキモチ妬き」

「僕がいるのに、他の人と話さないでください」

また、そういうワガママを・・・できるわけないって解ってて言うんだから、和は。

「約束してくださいね」

「はい、はい」

「潤くん?『はい』は、1回で!」

「はい」

ふふふ、と満足そうに笑う和。

本当にかわいいオレの恋人は、わがままなんだから・・・。

やれやれと思いながらその横顔に見とれていた。


デンファレ:わがままな美人