漱石の日 2/21 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。


カズが最優秀主演男優賞をとった。

「明日、表彰式に行くんです」

「そうなの?おめでとうございます」

「潤くん、わりと淡々と言いますね?」

ん?なんか不満顔してる。

どうしてかな?

「うん、だからオメデトってしたよ?」

あ、ダメだ。膝を抱えちゃった。

「なんで、拗ねてるの?」

「別に拗ねてませんよ」

「拗ねてんじゃん」

「拗ねてませんっ!潤くん、シツコイ!」

ん~?どこで、ボクはまちがえた?

ちゃんと『おめでとう』はしたよね。

カズが言ったことを考えてみる・・・。

「あっ!淡々としてた?ボク?」

「してましたよ。ガッカリですよ。潤くんに1番に報告したのに」

あは、そういうことかぁ・・・もっと一緒に喜んで欲しかったのかぁ。

カズ、かわいい。

でも、ボクも負けてないからね?

「『ただの二宮某で暮らしたい』んじゃなかったの?」

「え?あ!」

「夏目漱石にもじって、ボクに言ったのはだれだっけ?」

前に賞を貰ったときに、カズがボクに言った。

それを覚えてるんだよってにっこり笑ったら、

「もう、変なことばかり覚えているんだから・・・」

照れたようにそっぽを向く。

「カズの言ったこと、全部覚えてるよ?

変なことなんか1つもない。

大好きなカズが言ったことだもん」

その横顔にキスをすれば、

「潤くん・・・」

ボクの腰に手を回したカズは、ボクを引き寄せて口唇に甘いキスをした。