your song 21 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。



部屋に帰ると、ソファーの付近には血だまりが出来ていた。かなりグロイ光景。

「掃除しなくちゃな~」

「翔さんはとりあえず、キッチンの方で座ってるか、寝室で待ってて。
とりあえずソファーを使えるように、ぱっぱと片付けちゃう。
この血が染み付いちゃったセンターラグは捨てちゃっていいよね?
今度、俺がグラスと一緒にプレゼントする。いい?」

「あ、ああ」

妙にてきぱきと指示を出す潤。なんか吹っ切れたのか?

「早く、移動して!邪魔!」

ぼーっと立っていると潤に怒られる。

「あ、はい。じゃあ、キッチンの方にいるから必要なものがあったら言って?」

「ありがと」

泣きそうな顔をして膝を抱えていた潤がソファーにいたのは、3時間前と言うのに、

今目の前の潤は、額に汗をかいて、ソファーをどかしてセンターラグを移動したり、

グラスの破片を慎重に片付けている。

「ふふふ」

「あっち~!よし、とりあえず終わり!何?笑った?翔さん?」

「ありがとうな、全部やってくれて。終わったんだったら飯でも行こう?喰えるだろ?」

「ん~?オレ、作るよって言いたいんだけど、冷蔵庫の中身お酒以外にあるの?
この間来た時は、お酒しかなかったでしょ?」

「たぶん最後に潤が見た状態から変わってません」

「じゃあ、手の怪我もあることだし、デリバリ取ろうよ。チラシどこ?」

「あ~、その辺に無きゃわかんない。ネットで頼んじゃえばよくね?
それよか、潤も汗かいただろうし、俺もいらぬ汗かいちゃったからビールでも飲もうよ」

「は?何言ってんの翔さん!今日はお酒ダメだよ。縫ったんだからね!」

「え?」

「あ、た、り、ま、え、なの!」

「そんなぁ~」

最後に残ったガラスの破片を不燃ごみの中に入れ、潤は微笑みながら俺のそばにやってくる。

そして、ギュッと抱きついた。

「ごめんね、翔さん」

「こら、さっきまでの勢いはどうした?怪我の事だったら不可抗力だろ、気にするな」

「ううん、今までの事、全部。翔さんを騙してたこと・・・ごめん。
それに、オレさっき翔さんに酷い言葉投げつけて・・・ごめんなさい」