今秋の日曜日、「CFP資格審査試験」の「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」を受験してきたことはすでに記した通りです。

今日は備忘録代わりに当日の出来事などを記していきたいと思っています。時折、マラソン大会(ランニング)に例えたりしながら…。

 

【受験会場】

青山学院大学渋谷キャンパスでした。

箱根駅伝超強豪校の、あの「あおやまがくいんだいがく~」です。

最寄り駅は国鉄…もといJR線の渋谷駅ですが、徒歩15分くらいかかることと、人が多いのが苦手なので、地下鉄表参道から向かいました。

日曜日の午後でしたので、表参道駅も大変ひとが多かったですね。あと場所柄と~ってもおしゃれなひとが多い印象でした。60近いおっさんが行くようなところではありません。

 

【待機室(控室)】

実際の試験教室には試験開始20分くらい前にならないと入室できませんでした。それまでは「待機室」で待つことになりました。

電車の遅延、混雑等を考慮して、試験会場への試験開始時刻の1時間以上前に着きましたが、それでもこの待機室の50%くらいは席が埋まっていました。思わず「おお~」と小さな声が出ましたが、心の中では「みんなどんだけ早いんだぁ~」と思ったことは言うまでもありません。

待機室では皆さん最後の追い込みをかけておりました。自分としては、「もう今さらめちゃめちゃ一生懸命にやっても、それほど最後劇的に能力向上は得られない」と思っているタイプなので、電卓がきちんと早く打てるか…それで正答が得られるか…という点だけに絞って最後の調整をしました。20分くらい電卓叩いて、お茶飲んで終わりました。

マラソン大会で、サブ4クラス以上の速いランナーの方の中には、スタート前にめちゃめちゃ速いダッシュを繰り返す方もいらっしゃいますが、自分はもう軽いジョグでウォーミングアップしただけ…って感じですかね。

 

【試験室入室】

試験開始時刻20分前に入室できました。

席に座った後はもう参考書とか問題集は見ません。までやってきたことを出し切るだけなので。もし、そこでわからないことが出てきて不安になるよりもマシです。

受験票、鉛筆、消しゴム、身分証明書、電卓…試験に必要なものを出して目をつむります。あとは「オンユアマーク」の声がかかるまで…。

【影】実際には「オンユアマーク」なんて声はかかりませんよ。

 

【試験開始】

問題を開きました。最初の2ページ見ただけで焦りました。初見の問題!どうしよう…ホントどうしよう…確実に得点できないかも…。

時間がないので、とりあえず最初の2問は4枝を2枝まで絞り印をつけておきました。最後もう一度見直しの時に決めようと思って…。結果的にこの2問は運よく(?)正答することができました。

 

【開始5分経過】

このあたりから周りは電卓をたたく音に支配されます。ちょうど右斜め前の方が「電卓の魔法使い」のごとく電卓を滑らかに叩いています。自分の倍以上の速度で!「こんなひとと戦っているのか…」と意気消沈しますが、自分も頑張って電卓をたたきます。

 

【開始10分経過】

このあたりになると、ちょうど「リタイア後の資金の計算問題」が出てきます。これまでの問題演習の訓練から、この問題はすべての問題が片付いてから落ち着いて取り組んだ方がベスト!と判断しましたので、先へ進み文章問題に取り組みました。しかし、周りはひたすら電卓をたたく音ばかり…なかなか集中できません。

 

【中盤戦】

時計を見ると、もう40分経過しています。フルマラソンならば15キロあたりでしょうかね。苦しくなってくる頃です。「ええ~、もうこんなに時間すぎちゃったの!」と思ったりもしますが、時間は待ってくれません。3~4問進むとまた初見の問題!みたいなものが出てきて不安になります…とりあえず4択を2択まで絞り、印をつけ先へ進みます。こうしないと、とてもじゃないけど120分内に50問解くことはできません。単純計算で1問あたり2分30秒ありません。計算問題もそのうちに含まれていますから、簡単な文章問題は「30秒以内に即答!」するようなスピードが求められます。ええ~っと…なんて考えている余分な時間はありませんでした。

 

【見直し1回目】

もう時間は70分以上経過していました。ここで、1回では解答を決められなかった問題に取り組みます。1回目よりは少し長く考えましたが、それでも1問あたり1分以内で決めなければなりません。計算問題2問は全くの手つかず…なんですから。

見直し1回目でも決められなかったものが、いくつか残ってしまいました。

 

【計算問題に取り組む】

この段階で、もうすでに80分以上は経過し、残りはもう40分しかありません!

フルマラソンでいえば、もう30キロは通過しました!誰しもが一番苦しい時間帯ですね。

この残り時間で計算問題を解き、見直し2回目で最後の検討をして最終的にマークシートにマークし、全部にきちんときれいにマークされているかをチェックしなければなりません。時間がな~~い!

計算問題は比較的簡単に解くことができました!今までの訓練の賜物です。でも、こんなに苦労して計算して答えを導きだしても、配点は他と一緒!即答した問題と配点が一緒とはちょっと解せませんが、そんなこと言っていられません。見直し2回目をしなければならないのだから。

 

【見直し2回目】

どうしても解答を決め切ることができなかった問題に取り組みます。

2回読んでみて決められなかった問題が、急に!すぐに!わかるなんて神業を自分は持ち合わせておりません。結局わからないのです…決められないのです…。

しかし、マークシート式試験において何も解答をマークしないなんてナンセンスは許されないことは皆さんご承知のはず。何もわからなくても「ええ~い、1だ!」「そろそろ4が来るはず…」「わからないのは全部2にしてやれ!」、どんな方法でいいのでマークすれば、単純に4分の1の確率で得点できるかもしれないのですから。

【影】4分の1の宝くじだな…。

 

【最終見直し】

この段階でもう残りは10分程度…フルマラソン大会ではもう40キロ過ぎかな…ラストスパートをかけられるならば当然かけますよね。

最終見直しに入ります…明らかに誤答していると確信できるものが1問だけありました。それを正しくマークし直します。「よほど自信がなければ、解答を変更してはいけない」…これは試験での鉄則というかお約束ですが、明らかに誤答しているものは変更してもいいと思います。自己責任しかありませんけど。

 

【試験終了まで】

最終見直しを終えた時、残り時間はもう3分程度しかありませんでした。ここで解答を変更したりするのは馬鹿げています。きちんと綺麗にマークされているかを確認し、自分は投了しました。

 

 

≪ とにかく時間がない ≫

ま~、とにかく時間が足りません。50問も解答しなくちゃいけないのに、たった120分しか試験時間がありません。前述しましたが、単純に1問あたり2分30秒で解答しなくてはいけません。計算問題あり、複雑な前提条件を読まなければならないものもあります。また、マークシートにマークする時間、見直し時間、ちょっと休憩する時間…それらも全部込みです。

 

≪ 初見の問題がある ≫

今まで見たこともないような問題が何題かあります。自分の今持っている知識を総動員して何とか解答しなければなりません。最終的には、全くわかなくても1から4にマークしなければなりません。不安が残っても…です。

 

≪ 周りの全員が頭いいひとに見える ≫

これはマジです!開始10分くらいで、自分だけがポンコツに思えてきます。

 

 

試験が終わったあとは脱力感しかありませんでした。

ああ~終わったなぁ~

試験が終わったというよりも、別に意味で終わったなぁ~

と余韻に浸っていられたのは30分くらいでした。

 

そのあとやってきたのは・・・・・

 

ものすごい空腹感!

 

フルマラソン終了後、自分は3~4時間は何も食べられないケースがほとんどです。

アフターを1~2時間後に楽しむことなんてできません。

ラーメンなんて、もってのほか!です。

 

あの超人気ブロガー「おはぎさん」は、初フルである「おかやまマラソン」の完走直後から餓鬼道に入ってしまい、数日間はいくら食べても空腹感に襲われていたそうです。自分はただ単純に

「そうなんだ~」「うらやまし~い」

なんて思って自分のこととして捉えることができませんでしたが、なんと自分はこの試験のあと30分後あたりから、今まで経験したことのないような空腹感に襲われました。

 

「早く栄養のあるものを食べたい」

「ビール飲みたい!」

 

と思い、受験のご褒美として「うな重(上)とビール」を頂きました。

たまには贅沢もいいですよね。

食べたら餓鬼は引っ込んでくれました(←なんて単純なヤツ)。

 

 

ってことは…

 

フルマラソンを走ることよりも、

頭をフル回転させる方がカロリーを消費する?

 

まぁ、とにかく疲れました。

 

 

 

追記…昨日の夜、もう一度模範解答と答え合わせをしていましたが、やっぱり60点しか得点できていない模様(100点満点)。これは、正式な合格発表を待たなければ結果はわからない…ということですね。試験は相対比較方式…合格率が30~40%になるように合格点を調整しているようです。合格基準点が「30問以下」でありますように…。