まず「土曜日のラン」から。


軽井沢ハーフマラソン後は、もちろん・・・もちろん安定のランオフ期間でした。もうしばらくの間出場する大会はありませんからね。でも、いつまでもランオフにしていると、どんどん太り「前頭15枚目」くらいの身体はあっという間に「(体型だけは)大関クラス」になってしまいますので、土曜日に走ってみました。

ランオフしていると当然身体は緩みます。当然スピードを出すことはできませんから、少し長めの距離を走ることにしました。長めの距離とは自分比で13キロ以上くらいです。12キロくらいまでは普段でも走ることはありますから。スピード的にはキロ6分30秒から7分程度、遅くともキロ7分を超えないように意識しました。

結果・・・ほぼ目標通りのランができました。



こんなショボい内容のランでも結構苦しかったですね。まぁ、それだけ身体が緩んでいたという証拠でもありますが。



話題を変えて「ドライブ計画」について。
以下、航海参謀にお任せします(←ジョークですよ)。

自分がまだ20歳台という若い頃、東京を早朝に出発し、どこまで走っていけるかというチャレンジをしてみたことがあります。
結果からいうと、広島市まで行けました。昨日までG7の会議が行われていたあのホテル(現グランドプリンスホテル広島)までたどり着くことができました。東京からはおよそ850キロくらいあると思います。自宅を6時少し前に出発し、広島のホテルに着いた時には夜の7時過ぎだったと記憶しています。
もう若くはないので、そこまでは行けると思ってはいませんが、岡山までの約700キロなら何とか大丈夫ではないかと思い、その計画を考えてみました。


体力の衰えは、車の性能アップや、新東名あるいは新名神といった新しい道路の建設によってカバーできるものと仮定して、同様の道の混雑および休憩間隔で行けたとすると、大体夕方の17時頃に到着するのではないかと考えることができます。もう少し早い時間帯かもしれません。

ただ、それで安全性に問題はないのか・・・これについても考えてみました。


一般的な高速バスや貸切バスのドライバーには次のような規制があります。
ただし、ワンマン運転(ドライバーは1人体制)の場合です。


≪出典≫貸切バス交代運転者の配置基準(解説)(国土交通省自動車局)

●4時間の運転時間の間に30分以上の休憩
●原則として1日の運転時間は9時間まで
●原則として1日500キロまで運転可能(条件を満たせば600キロまで可能※)
●高速道路区間での連続運転時間は2時間まで

ただし、1日500キロを超える運行の際には、運行の途中に1時間以上の休憩が必要になります。一度に60分の休憩することが難しい場合には、1回に20分以上という条件付きで分割休憩が可能になります。
≪根拠≫自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(厚生労働省告示)、高速乗合バス及び貸切バスの交代運転者の配置基準について(国土交通省自動車局)

高速バスが途中のサービスエリアなどで結構長めの休憩を取っているのには、こうした基準を満たすためでもあるんですね。

「4時間の運転時間の間に30分以上の休憩」
これは俗に「よんさんまる休憩」(430休憩)などと呼ばれています(←さぶよんはん的な感じ?)。運転時間4時間の間に最低でも30分の休憩を!という意味です。かなり厳しい労働環境ですね。
非職業的一般ドライバーならば必ずこれ以上の休憩は取っているはずです。

「原則として1日の運転時間は9時間まで」
これも自分で計算してみたところ、充分に守れています。休憩時間は当然細切れになっている休憩時間も休憩時間ですから、半日運転していたら3時間以上は休んでいますからね。

「高速道路区間での連続運転時間は2時間まで」
これも充分に守れる内容です。人間の集中できる時間はもちろん個人差はありますが、おおよそ90分程度と言われています。これが根拠になっているんですかね。ちなみに自分の車には、運転開始からおおよそ90分経過すると「休憩しませんか?」というメッセージとともにコーヒーカップのイラストが表示されるという機能がついていますが、この機能も「集中できる時間の限界は90分」という説からきているのかなぁと思っています。

「1日500キロまで運転可能(ただし条件を満たせば600キロまで可能)」
問題はこれですね。
500キロの目安は大阪、600キロの目安は神戸のちょい先くらいまでしか行けないことになります。1日で一気に岡山を目指すのではなく、大阪あるいは神戸あたりで1泊するというプランもありますね。



この基準あるいは告示は、お客さんを乗せて走る旅客運送業の会社に対し一定の規制をかけているわけですが、この規制により無謀な運行計画による事故を防止し、そこで働く職業運転手を保護するという面もあります。ひいては、その会社を利用する利用者の安全を守ることにもなります。

自分の運転計画のような個人的な運転については、もちろんその規制外です。どこまで運転しようが個人の自由ですが、安全運転をしなければならないのは言うまでもありません。
安全のために「神戸あたりで1泊」というのも悪くはないですかね。