『孤城閉~仁宗、その愛と大義~』見終わりました(その①) | 眠いねこのブログ

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『孤城閉~仁宗、その愛と大義~』見終わりました。


壮大な大河ドラマでした。

映像もとても上質で。


比較して申し訳ないのですが、

同時期に見始めたNHKの大河ドラマ

『光る君へ』の映像のチャチさが際立ちました。セットとか、照明とかね。

(財力が違うから仕方がないんですが。)

 


仁宗の在位期間は1022年~1063年
『光る君へ』に登場する藤原道長が生きたのが966年~1028年
なので、時代的に近いんですよね。
国は違えど同時代の大河ドラマを見るという不思議☺️


これまで見てきた皇帝像及び皇族像とは異なる描かれ方でした。
シモジモの人間からすると、
皇族とは天上の存在できらびやかで何の悩みもない裕福な暮らしをされていると思いがち。
確かに、衣食住といった心配事はないかもしれないけれど、このドラマで描かれた
皇帝仁宗こと趙禎という一人の人間としては、生涯我慢を強いられた辛い人生だったんじゃないかと視聴者の私は思ってました。

生母には生涯会えず、孝行もできず。
12歳で皇位についても11年間も嫡母に垂簾聴政をされ、
親政を行うようになってからも、
諫官からあれやこれやと口出しされて自分が成そうとしていることがスムーズに進むことはなくって。


👇若い頃の趙禎を演じたのは張家碩さん
どことなく、王凱(ワン・カイ)さんに似てますね。



おまけに子供達は次々と幼いままに亡くなっていくし。
一番初めに出来た子供(徽柔)は
「幸せにしてあげたい」との親心が届かず。


徽柔が好きになった男(曹評)は派手な男前で皇后の身内な為、おとーちゃんは許してあげられない。

案の定、徽柔に脅されたおとーちゃんが条件つきで許そうかと面会すると、
何か言う前に自分から
「もう二度と合わない」と撤収🏃
おとーちゃんは「それみたことか」だろうけど、徽柔は自分の命をたてにおとーちゃんを脅すんだ。お陰でおとーちゃんは倒れちまう。
ほんと、「こんなハズじゃなかった」が大渋滞だよね。



で、結局
幼い頃から徽柔の事を好きな事が分かっていた
甥っ子(李瑋)に嫁がせるんだけど、


曹評と比べて鈍臭くて、洗練されてない李瑋の事は公主は生理的に受け付けられないという。
更には、その母親が俗物丸出しで、
皇后を尊敬して育ってきた徽柔にとっては、許しがたい存在なもんだから。。。


婚家(公主府なんだけど)にいることが辛くて辛くて😖
そんな徽柔の唯一の心の安らぎである
梁懐吉にますますベッタリになっていくんですが、これが大事件へ繋がるとわ。



世界一幸せにしてあげたいと思っていた大切な娘すら幸せにしてあげられなかったおとーちゃんの趙禎。

一方、公人としての皇帝仁宗としては、
社会が安定し、文治主義の浸透によって見識の高い政治家・文人が続々と登場した豊かな時代を築いた皇帝だったのよね。
この政治家や文人が数々ドラマにも登場するんだけど。

なんか、見ていてホントに気の毒になったわ。

まだ感想は続きます。多分。