2015/04/24 6:44
なにもない。ここは何処でもない。僕もいない。ただあるのは、虚しさと、闇だけだ。 あの時から僕は抜け出せないままでいる。いくらもがいても、どうにかしようとすればするほどに、内側に内側にのめり込んでいくんだ。僕は自分を変えたいと思った。でも、どうすればいいだろう?友達をつくるために、まず一緒にいて楽しいと思われる必要があるだろう。でも僕には何もない。根底が腐っているから、一緒にいたらきっと不快になるだろう。つまり僕に友達はできないわけだ。中学の頃のことを思うと、僕には友達が意外にもいた。けれど僕は満足できなかったんだ。辛くて苦しくて、寂しくて仕方がなかった。どうしてだろう?僕は居場所が欲しかった。そして、生きる意味を、自分がなんなのか、その答えが欲しかったんだ。でも僕にはその答えを導き出すことができなかった。だから他人に求め続けたんだ。自分の根本的な問題から逃げ続けた。わかってたんだ。自分にしか自分のことなんてわからないって。でも僕は自分のことすらわからなかった。もう、諦めていたんだ。他人に居場所を探していた。自分を取り戻したいと思った。でも、僕はここにいるのに、これは僕じゃないと逃げていたんだ。いつからか変わってしまったような自分が嫌いだった。過去の自分と今の自分がリンクしない。過去の自分と今の自分は違うと思い込んでいた。だけど、違かったんだ。全部繋がっていた。重なるんだ。僕は今まで生きていたんだ。小さい頃にあったことも全部僕のことだ。あの時あったことも、あのとき向けられた愛も僕のものだった。僕はまだ子供なんだ。大人になれと言われて、僕は大人になろうとした。大人になろうとして、僕は自分を見失ってしまった。自分がわからなくなった。大人って何だろう?いつから大人になるんだろうか。僕にはわからない。そして、僕は自分を受け入れることができない。過去の自分と今の自分を受け入れられない。認められない。どうしたらいいのだろう?もうわからない。そんな風にただ、意味もなく生きているけれど、僕は自分でも何を求めているのかよくわからない。僕は空が好きだ。青い青い空、風で流れる空もが。心が落ち着く。穏やかになる。僕は、どれが本当の自分なのかわからない。どれも本当の自分なのだろうけれど、うけいれられないんだ。我儘かもしれない。きっとまだ子供だから。言い訳かもしれない。でも、僕は・・・・僕は空が好きだ。星空が。宇宙が。あの神秘的な宇宙。どこまでも広がる、不可思議な空間。誰も知らない世界だ。僕は知らず知らずのうちに、その魅力にはまっていた。お腹がきゅうっと、内臓が上がってくるような感覚。胸が圧される。何とも言えない気持ちになった。くすぐったくて、気持ちが悪い。抜け殻みたいに空っぽになった僕はただ、物事を素直に受け止めるということが、僕にはできやしない。頭の奥がズキズキする。目の端が熱くなる。頭から寄生した華が僕を犯していくような、そんな気になってしまう。僕は、誰も知らないうちに大人になる。僕も気づかないうちに、大人になる。僕は死んだ。何回も何回も僕はいなくなったけれど、また僕は生まれたんだ。思いが左右して、制御できなくなる。どんどん激しく振れていく。根元から折れそうなほど、激しく。耐えきれないほどに。ぼーっとただ、空を眺める。流れる雲を見つめる。生暖かい風が僕を包む。僕はなににもなれない。なににも成りきれやしない。