それは彼も同様だった。
彼には介護が必要なお母様がいらっしゃる。
もちろん彼は私に、介護の面倒を見させないようにしているけれど、私はそうはいかない、私に出来ることは手伝いたいと伝えた。
でも彼はやっぱり、初めからそう言う母親が居る人とわざわざ結婚しなくても・・・と思ったり、もっと収入のある人の方がと思ったりもしていたようだ。
お互いに相手を思いやるがために、相手に申し訳ないと思って身を引こうとしていた。
紫石さんは彼のお母様の状況を知った時、彼が結婚を諦めてしまう事を危惧していたと言う。
それが一時そうなりかけた時があった。
ちょうど私がリリベルさんに、彼に申し訳なくて「お断りします」と伝えて、でも、それ以上に私はやっぱり彼と一緒に居たい、居るべきだと思い直した直後の事だった。
彼と会う時、いつも遅くまで一緒にいられない。
それは、お母様の事があるし、色々な用事もしなければならないから。
それを分かっているし、そうするべきだと思っていたから、私は早く帰る事に関しては全く何とも思っていなかったけど、彼はいつも申し訳ないなと思っていたらしい。
それがその夜、メールが来て、その内容が堅く、そして毎晩電話で話していたのに、今日は電話はしないと書いてあって。
これはおかしいと感じた私はすぐに紫石さんに相談した。
紫石さんは、嫌な予感が的中したと、Mさんはかなり揺れてるねと言った。
私はどうしたら良いのか訊ねると、どうやって立ち直った?と逆に訊かれ、申し訳ないと思う以上に一緒に居たいと思ったと伝えると、それで良いよと。
だから私は、彼に一緒に居たいと思ってもらえるように、とにかく思ってる事を伝えた。
返事が無くても、何通も、長文で![]()
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すると、気持ちを伝えてくれてありがとう、と。
でも、やっぱり心苦しいです・・・と。
あー、何でそうなる・・・
と思いつつ、また気持ちを伝える![]()
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するとようやく、前向きに考えてくれるようになった。
自分に自信が無いから、僕でいいのかなと思ってしまったと言うから、それは私も同じだと言うことを伝えた。
お互いに「ずっと一緒にいようね」となって、その時の私は既に、彼との結婚を心の中では決めていた。
私はこの人となら幸せになれると感じたし、ここまで想ってくれる人はなかなか居ないし、大変かもしれないけど、この人となら頑張って色んな事を乗り越えていけそうだと感じたから。
めでたく成婚に至りました![]()
