クリストとジャンヌ=クロード展 | Saishoku==彩色==

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今を見つめたい 今日この頃


六本木の21_21 DESING SIGHTでやっている
クリストとジャンヌ=クロド展

まだ見ていないのですが、
先日、クリストのレクチャーに出席しました
絶対行きたい!!と予約開始時間丁度に予約を入れて、
無事席を確保

ミッドタウンで開催されたのですが、
大きな会場はぎっしり満席で、立ち見まで出ていました
やっぱり話を聞いてみたい人だよなぁ、と実感
そして、若い人が大半だったのことが
なんだか嬉しかったです

ランドスケープアートを手掛けている方で、
ご夫婦で活動されていたけれども、昨年奥様がなくなりました
日経新聞の訃報欄で見つけた時には、なんともいえないこころもちで、
きっと世界中で同じ気持ちを共有している人が
たくさんいるんだろうな、と。

レクチャーの中で印象に残ったのは、
「隠して建物の人格を強調した」という言葉でした。
パリのポンヌフや、ドイツのライヒスタークを梱包したクリスト。
これは建物だけではなく、人間もいえるような気がして、
レクチャーの日から頭に残ってはなれません。
ディテールを隠して表出される人格
そこに人格が残りえるのか、ということかもしれませんが

手掛けるものの規模が大きいため、
1つのプロジェクトは完成するまでの過程も含めて
われわれに“JOY”を与え
完成した暁には、これまでのどんなものからも得られなかった
“BEAUTY”をみせてくれる

「なぜこんなに困難なことをやるのか」という質問に、
こたえは、当然ひとつ、とばかりに
「JOY AND BEAUTY」と答えていた
クリストさんの強い意志と、決意が伝わってくる
勇気をもらえたレクチャーでした。