アイ・ウェイウェイ | Saishoku==彩色==

Saishoku==彩色==

今を見つめたい 今日この頃


アイ・ウェイウェイ展@森美術館
よかったです
綺麗!素敵!というタイプのものではないので、
好みが分かれるところだとは思いますが

アヴァンギャルドチャイナという中国の現代美術の展示に行った時にも
感じたのですが、
中国って、やっぱり何かが違う。とてつもない底力を感じる
浅田次郎の『蒼穹の昴』を読んだ直後だったこともあるかもしれないけど

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)/浅田 次郎

¥620
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アイさん(呼び方がよくわからない)は、
コンセプチュアルアートやミニマムアートといった
西洋の美術史の文脈で生まれたものを、
中国の分野にグイッと引き寄せた

そのグイっが半端ではない感じがする。
引き寄せて、自国の自分の文化、文脈として一段高めている

なんだか、『覇』という感じが思う浮かぶ。
治めるとか、政治とかいうより『覇権』という感じ

広大な国土で、多様な民族を束ねる、束ねようとする、
結束して進歩しようとする
時間はかかるだろうるだろうけど、その規模や深さたるや、
アメリカや日本の比ではないんだろうな、と。