大学では美術以外に色んな科目があります。
歴史、メディア、環境、哲学など、いわゆる一般教養科目も。
大学受験を世界史でやったこともあり、日本史に疎いので
歴史をやろうかなぁ、などと思って、指定図書を読んだのですが。
日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書)/網野 善彦

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はじめに、から私には驚きの連続でした。
7世紀前には「日本」も「日本人」も存在しておらず、
以降も海の道を通じて、アジア諸国と緊密な関係を保っていたと。
ちょっと斜め読み気味ではありますが、
沖縄、九州、西国、東国、東北、北海道、と
それぞれ特有の支配方法や特徴、生活を持って暮らしていたことが
書かれています。
日本の文化=京都が代表、みたいな、あいまいな感じがあったのですが、
確かに、いわれてみればそんなわけはなく。
近代に進むにしたがって、その色が薄まってきているだけなんだと。
アジアから日本が独立していったということも、
地域性が薄まっていって、日本色みたいなものが濃くなって
近代化されて、西洋との対比でさらに濃くなって、
みたいな感じをうけます。
ちょっと違う話ですが、
こちらの本には、今の中国現状が、明治初期の日本とそっくりだなぁ、
と思うところがありました。
狂気と犯罪―なぜ日本は世界一の精神病国家になったのか (講談社プラスアルファ新書)/芹沢 一也

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ロシアの皇太子の来日にあわせて、乞食や物乞いを強制収容したのは、
明治初期の話。
また、外国人の視線を気にして、日本では普通であった裸体の露出を
規制したそうです。
文明化のための矯正ですね。
オリンピックを目の前に、行動やら発言まで規制をしようとする
中国のやり方が 「ちょっと極端じゃないかなぁ」と思ったりしましたが、
日本も同じだったのかも、と。
グローバルな近代化の基準で、人に与える快、不快、というのは
やっぱり、不快のままだと、国や国民の印象が悪くなるので、
快にあわせたほうがいいとは思いますが。
海外の人がたくさんくるから、いきなり変更して!
というのは、それまでの自国文化の全否定にもなりかねず。
ちょっと微妙な気持ちがします。