日本は鄙と都の流通が良かったそうです。
中国は都が隔離されていて、鄙とはすっかり切れていた、と。
能は猿楽という鄙の踊りから人間一代で能に大成し、
歌舞伎も地方で阿国がでてから次の時代には歌舞伎になった。
日本人の内と外―対談 (中公文庫)/司馬 遼太郎

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と書いてありました。
ふと思い出したのが村上隆。
地方とは言わないけどマイナーというか、芸術とは違う文脈から
題材を得て、それを大成した。
彼は西洋の論理を持って現代の美術に分け入ったと
語っていたけど、もしかしたらこれって日本のパターンなんじゃなか、などと。
そして、日本国内よりも外国において高い評価を得ているのは
浮世絵と同じ。
日本では普通にあるものとして認識されていたものだから、
その革新性はあまりよくわからないような。
(私には、という話ではあるが)
1974年の本だけど、じっくり読める本だった