食べる | Saishoku==彩色==

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ことばをさがして

食欲の秋
今年は栗の和菓子をメインに楽しんでいる
最近は特に気候によって食欲が左右されるような気がする
一番食べ物が美味しく感じられる季節、
という実感が湧く 年齢のせいだろうか・・・



宮下 規久朗
食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む (光文社新書)


題名に惹かれ読んでみた

日本では近代まで食事をメインとした絵画というのは
なかったそうだ。ちょっと意外な気がする。

食べ物の絵といえば、
私はなんといってもスーチンの絵だ
なまなましくて、毒々しい感じがなんともいえず良い

スーチンは
「肉を買ってきてはそれが腐るまで描き、
悪臭を漂わせて警察に通報されたことさえあった」そうだ

「美術も食も、死というものに照らしてみたときにこそ、
その真の力を妖しく放ちはじめるのではないだろうか」
「最後の晩餐はその意味で究極のテーマだ」とあとがきにある

食べるという、本能に一番近いことを
その時代の人がどう表現してきたのか
食を描いた絵には時代の切実な部分があらわれてくるのかもしれない