私は嫌がる子供を誘った




万が一、車内という密室で「老後の生活お世話係担当責任者指名会」(長w)が始まってしまうのを避けるためである



人数は多ければ多いほどいいw




私と子供たちが車に乗り込んだ時、先に乗っていたババアから挨拶もしてこなかったし、旅行の話も一切聞いてこなかった




あれれー!?旅行の話を聞くのを楽しみにしてたんじゃなかったのーー!?

おっかしいなーー!?



それとも…

おばあちゃん、初めから興味なかったんじゃないの??旅行の話なんて。




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旅行どころか


ババアは隣にも後ろにも座る久しぶりに会う孫との会話も碌にしなかった



部活や勉強など会話なんていくらでもあると思うけど、自分のことしか興味のないババアには当てはまらない




最初に言うがこの日のババアの目的は


シルバーウィークの初日であるこの日に


「ニモさんが家に来る日」を


シルバーウィークの後半のどこかに決めて帰る事



ただ


その事にしか興味がないのである




ババアなりに必死だった



年々年老いてくる自分と底をついてきた貯金、自分の想像していた老後との違い、、あれもして欲しい、これも買って欲しい、、1日でも早く「嫁」の援助が必要なのである




助手席の背中にはババアから「今か今か」と私と話すタイミングを見計らっているのがビシビシ感じられた




ババアに一切の隙を与えないように


私は敢えてキチと話しまくった




「ここはお店ができたね」


「新しい道ができたんだね」


「この辺りなつかしいね」



など




その度にババアは必死に



「前はぁーーーなんていう店がぁーあったノ?」



「ここはーー何市ナノ?」と逐一会話に割り込んできた




母の葬儀の時と一緒である



泣きじゃくる私に必死に「ニモさん、ここは何町ナノ?」「この辺に学校はあるノ?」とどうでもいいことを永遠に話しかけてきたのである



その時のことを思い出して一気に冷めた

全てがアホらしくなってしまった




何でこんなやつのために今日来たんだろ



私はババアが会話に入ったら何も答えなかった



その代わり全てキチが答えた